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啓新セミナー

[2015年4月13日]

珍解答

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

新中3生の理社国の入試対策授業が始まって2週間が経ちました。
中1の内容を中心に入試対策を行っているのですが、見事に忘れていて、とても『入試対策』と言えるものではありません。
先日も歴史の穴埋め問題をしていた子が、

 ・徳川家康は豊臣氏を盛り立てようとする石田三成を中心とした諸大名と、( 壇ノ浦 )で戦い、圧勝した。
 ・大名の領地やその政治のしくみを( 御恩と奉公 )という。

と書いていました。
江戸時代の勉強をしていましたので、どちらも不正解。
その子の解答はこのような『珍解答』ばかりでした!
「これはたいへんだ!」と、授業のときは思ったのですが、でも、見方を変えれば、意味は分からなくとも、『壇ノ浦(の戦い)』や『御恩と奉公』という言葉だけは知っているということになります。
ですから、言葉の意味さえ理解できれば、わざわざ0から教える必要はないのです。
他の子たちも同様。理科でも社会でも2年間授業を受けただけであって『言葉』だけなら意外と知っています。
言葉の意味を理解させるために、子どもたちには、徹底的に調べさせています。
当塾の学習プリントは、教科書に沿った内容ですので、教科書を調べればほとんど載っています。
教科書を調べて正しい解答を記入する。
そしてそれだけで終わらせず、間違えた解答も調べる。

 壇ノ浦 → 関ヶ原 じゃあ『壇ノ浦(の戦い)』とは?
 御恩と奉公 → 藩 じゃあ『御恩と奉公』とは?

こういう勉強をしていると、すごく時間がかかります。
でも時間をかけて分だけ必ず成果は出ますし、苦手教科を克服するにはこれぐらいやらなければいけないと思います。
(だから当塾では、時間がかかるのを見越して、4月から対策を始めているのですけどね)

入試本番までまだまだだと思っていても、あっという間に時間は過ぎます。
きちんと成果が出るように、一人ひとり分析して、しっかり指導していきたいと思います。