[2015年4月17日]
4月も半ばを過ぎましたが、今日は雨も降り寒い一日でしたね。小中学校が始まり2週間ほど過ぎました。塾生も新しい生活に慣れてきた様子です。
しかし!!我が家は現在、日々大騒動!なぜかと言うと、先週末、我が家のチビすけが入園式を迎え、今週から幼稚園生活が始まったからです。入園式では大泣きでず〜っと先生に抱かれた状態でした。まだ今週中は隔日登園だったのですが、園の玄関先で泣き叫ぶ息子、その息子から逃げるように走り去る私、この繰り返しでした。息子も大変だったとは思うのですが、私の方も何だか日々グッタリでした。来週からは通園日数と保育時間が長くなるようなので少しずつ慣れてくれれば・・・と思います。保護者の皆様もこのような経験をされたのでしょうね。新学期が始まるこの季節は何かと大変ですね(^_^;)。気候も不安定な毎日なので体調を崩さず「パワフルかぁちゃん」で、これからも泣き虫チビすけを奮い立たせていきたいと思います。
いつもは学習についてお話しすることが多いのですが、今日はテレビドラマについてです。
先週からドラマ「アルジャーノンに花束を」が始まりました。若手のイケメン俳優さんばかり、しかも大好きな俳優さんが出ているので『これは見逃せない!!』と録画して見ています。今日も家に帰ってから楽しみだな〜と思っているのですが、この原作をとお〜いとお〜い昔、高校時代に読みました。読後は感動というか衝撃を感じたことを覚えています。何せ高校時代の話なので四半世紀ほど前の話なのですが・・・(^_^;)当時、友達の間で話題になり手に取った記憶があります。読んだのはその時きりなので、お話の細かい内容は忘れていますが、読了後に何かを感じたということだけはいまだに残っています。
同様に高校時代に読んだ本の中で衝撃というか、記憶に残っているのは太宰治の「人間失格」です。こちらの方は私自身が太宰ファンということもあって何度も読み返し、所々のフレーズやお話全体をよく覚えています。ただ、「人間失格」についてはその内容というよりは、読むきっかけの方が衝撃的でした。
当時、高校生の私は今の子どもたちと同様で少し(かなり?)反抗期の真っ最中。その朝も母親と大喧嘩しかなりな罵声を浴びせて家を出ました。家に帰って来ると私の机の上に「人間失格」の本がのっていたのです(゜o゜)。母からのものでした。本を手に取り、題名を見た時の衝撃は今でも忘れません。「『人間失格』って私かい?!」って。
でも、今思い返してみると、そのまま本を読んだということですから私の反抗期も大したことないな、なんて思います。また、未だに謎なのが、あの時何を思って母が「人間失格」をわざわざ私に読ませるために買って机のの上に置いたか?ということです。次の帰省のときに聞いてみます(^O^)。
「本」というのは不思議なものですね。今回ドラマが始まるということでもう一度原作本を読んでみようかと思っているのですが、このことがきっかけで最近、高校時代のことをよく思い出します。自分の知らない世界を広げてくれるだけなく、昔の自分とも繋げてくれるものなのだなと改めて思いました。
今学期から新しく「わくわく文庫」に来てくれている生徒さんがいますが、先日保護者の方から、今週読む約束をしていた本のことをとても楽しみにしていたということを伺いました。自分自身、本を通して様々な思い出があるように、塾に通う子どもたちも「楽しみにする」本や「心に残る」本に出会う経験が一つでも出来れば、その子の世界は広がると思います。これからも私の中にある本との様々なエピソードを子どもたちに話したり、色々な本やその作家について話したりして、子どもたちと本に関する時間を共有していきたいと思います。