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啓新セミナー

[2015年6月12日]

プチ我慢

今日は朝からジメ〜っとした一日ですね。沖縄では例年より早い梅雨明けだそうですが、新潟は間もなく梅雨入りのようですね。我が家では、3歳の息子がただ今トイレトレーニング真っ最中!毎日大量のパンツとズボンが洗濯機の中に・・・(-_-メ)。雨降るが続くとなかなか乾かないので、これから迎える梅雨に今からどんよりした気分です。

今週は早くも小針中が前期中間テストでした。来週、再来週と寄居中、高志中、黒埼中、上山中、鳥屋野中が次々とテストとなり、一番最後に附属中。先週から始まったテスト対策も今月末まで続きます。それぞれの塾生が満足できるような結果となるように、私たちも精一杯頑張りたいと思います。


さて、昨日の小学生の授業のことです。昨日は小学2年生さんが「わくわく文庫」に、小学4年生さんが国・算の授業に来ています。小学生は殆どの方が学校帰りに塾に直接来られているのですが、低学年さんは学校が終わるのも早いので大体3時過ぎには教室にいらっしゃいます。それから授業が始まるまでの間は学校の宿題をやり、4時から授業が開始となります。昨日の2年生さんは「漢字ドリル」が宿題だったのですが、どの子も低学年とは思えないほど集中して黙々と取り組んでいました。

小学生のこの『宿題タイム』では、漢字ドリルや漢字プリントが宿題のときはノートやプリントを確認するだけでなく、書いている最中にどう書いているか?もチェックします。書き順や運筆が間違っているときは書き直させたり、間違えたりわからないときは一緒に国語辞典や漢字辞典を使って調べたりしています。

お家の方にその様子をお話しすると、家で保護者の方が同じことをやると『バトル』になると仰っていらっしゃいました。多くのお母さんから「何回言ってもきかないんですよ〜」とか、「宿題を見ていると『お母さんウルサイ!!』って言われるんですよ」という言葉を聞きます。やはりお家の方だとどうしても“本音”が出るのでしょうね。

塾だとそんな『バトル』にならず、言われたことを素直に聞いて、字を書き直したり意味を辞書で調べたりしてやり終えています。きっと“本音”をぶつけたいのをグッと我慢しているのでしょうね。勉強で成果を上げるには“我慢”が必要です。めんどうだな、嫌だなという気持ちをどれだけ我慢して取り組めるか?疲れたな、今日はやりたくないなとおもってもぐっとこらえて机に向かうことができるか?そうした我慢の積み重ねの先に「わかる、できる」喜びが待っているのだと思います。

『宿題タイム』の時に私がいちいち口を出すと面倒な顔や仕草をしても、『ウルサイ!』と言うこともなく、言われたことをやる子どもたちを見ると「えらいえらい!よく我慢したね!!」と本当に嬉しくなります。

子どもたちに必要以上に我慢させることはよくないと思いますが、出来れば小さい頃からほんのちょっとの我慢の経験をさせておくことは大切なことだと思います。そうして培った「我慢の心」というのが後々の学習だけでなくスポーツでも人間関係にも活きてくるのではないでしょうか。そして、そんな『プチ我慢』の経験を積ませてくれる日々の宿題を、子どもたちには是非大切にしてもらいたいと思います。