[2015年7月6日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の定期テストの結果がほぼ出そろいました。
今回もすごい子が!
当塾に来る前は30点台だった数学のテストが、なんと今回70点を超えました!!
この子に関しては、やることはやっていましたが、手ごたえや変化をまったく感じていなかったので、「大丈夫かな? もっと下がるのでは?」というのが正直な気持ちでした。
でもしっかりやった甲斐はあったのですね。テストが終わってから急激な変化が起きました!
入塾してからずっと、雛鳥が親鳥の餌を待っているような状態で、『誰かなんとかしてくれー』オーラを発していたのが、テスト後にはそれをまったく感じなくなったのです。
点数が上がって自信がついたのか、それとも、オーラを発してもすぐには教えてもらえないのがわかったのかわかりませんが、答えが出るまで何度も何度もチャレンジしているのです。
もちろん、まだ自分の力でなんとか答えが出るという段階で、それが全て合っているというわけではないのですが、私の経験上、こういう子は必ず伸びます!
授業中、難しい問題、分からない問題に対して、ずっと固まって動かない子がいますが、固まっていても解けるようにならないし、成長もしません。
よく「問題文をよく読みましょう」と言いますが、固まっている子というのは、問題文を永遠に繰り返し読んでいるだけで、実は頭を全く使っていません。(中にはそのうち寝てしまう子もいます)
頭を使うということは、手を使うということだと私は思います。
算数・数学なら、何か式を作ってみるとか、図や表を書いてみるとか、テキストや教科書に似たような問題がないか探すとか・・・ とりあえず何かやってみる(書いてみる)ことが大切だと思うのです。
例えば因数分解。
中学校で習う乗法公式は↓しかありません。
固まっている暇があるのなら、?から順に当てはめてみればいいのです。
中学校の乗法公式でアップアップなら、高校に行ったらどうなるのでしょう?
今年の中学3生は10名在籍していますが、半分の5名は今回の定期テストで450点を超えています。
やはりきちんと結果を出す子というのは、普段から手を使って勉強しています。
取りあえずやってみる、間違えたら解き直す。
人に教えてもらうのは待っているのではなく、自分でトライ&エラーがきちんとできるようになることが大切だと思っていますし、我々はそういう子を育てたいと思っています。