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啓新セミナー

[2015年7月20日]

止まって考える

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の日曜日は、海上自衛隊の練習艦「しらゆき」と「せとゆき」の一般公開を見に、新潟西港・山の下埠頭に行ってきました。

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「しらゆき」は外から見るだけでしたが、「せとゆき」には乗艦することもでき、ハープーン発射筒やアスロック発射機、魚雷発射管などを目の前で見ることができて、すごく楽しかったです。
私も妻も大興奮でしたが、息子ははじめ、鉄骨がむき出しになっていた船体と、自衛隊のゆるキャラが怖かったらしく、少し不満そうな顔をしていましたが、うちわやしおりなどの自衛隊グッズをもらえて、大喜びしていました。
自衛隊のゆるキャラは、大人が見てもちょっと怖かったですし、手を振られて泣き出す子どもも何人かいました。
また、いただいたうちわには、私の好きな言葉が書いてありました。↓

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人を指導する立場の人間の心得ですね。
肝に銘じておこうと思います。


先週に続き、今週もがんばっている小学生の話。
入塾して1年ぐらい経つ6年生の子がいます。
小学校の算数の勉強というのは、例えば、「今日はかけ算を勉強します」と言うと、ただかければいいと思って、何も考えずに、ひたすらかけてしまう。そして、かけ算の勉強が終われば、かけ算のテストがあり、当然、高得点を取ってきます。
保護者様にしても、テストで高得点を取ってくれば、「うちの子は大丈夫!」と思ってしまします。
その子も、入塾当時は、たし算やひき算、わり算が混ざっていても、『ただひたすらかける』タイプの子だったのですが、最近は、たし算やひき算、わり算が混ざっていると、止まって考えるようになったのです。
止まって考えて、答えが出る時もあれば、出ない時もありますが、この『止まって考える』ことができるようになったのは、大きな成長。問題を一問、一問考えながら解いている証拠です。
本人の努力によるところが大きいかと思いますが、この1年間、間違い直しを徹底的にやらせた甲斐があったのだと思います。
間違い直しをきちんとできる小学生は少ないですね。
たいていの子は、間違えても赤鉛筆で正解を写して終わるだけ。
そもそも、間違えると、消しゴムできれいに消してしまいますものね。
間違えたらまずは、どこを間違えたか(立式が違うのか? 途中計算が違うのか? など)を確認する。
確認して、自分で気づいたらもう一度解き直し、気付かなかったら先生(私)に質問する。
間違える度にこういうことをしていると、時間がすごくかかるのですが、確実に力はつきます!
来週から『夏期講習』が始まります。
『止まって考える』ことができる子をもっともっと増やしたいですね。