[2015年10月23日]
10月も下旬となり朝晩だけでなく、風が冷たく感じる毎日ですね。夕方の授業をしていると、あっという間に外が暗くなっていて、日が短くなっていることを感じます。高田公園の冬囲いも始まったニュースを見ると、日一日と冬が近づいていることが感じられます。今年はインフルエンザやノロウイルスが猛威をふるうそうですね。体調管理をしっかりして過ごしたいものです。
先週にようやく『期末テスト 成績UP』の掲示が仕上がりました。
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今回は塾生全員が、いずれかの教科で得点UPしていたので貼るところがないほどで、壁いっぱいの掲示となりました。生徒たちは、自分の結果を嬉しそうに眺めるのと同時に、友達の頑張った結果を見て、次は『○○の教科を頑張るんだ!!』なんて言い合っています。子どもたちだけでなく、保護者の方からも喜びの声を聞かせて頂くこともあり、本当に嬉しく思う毎日です。次の定期テストまでは残り3週間ほどです。更なる飛躍を目指して子どもたちと一緒に頑張りたいと思います。
先日、実家の母と話しているときに、知り合いの娘さんが今年の春に就職したけれど、もう仕事を辞めたいと言っていることを聞きました。学生から社会人へとかわり、学生時代のアルバイトとは同じ『働く』といっても訳が違います。最近は、“ブラック企業”なんて言葉もよく聞きますし、色々と面白くない事、嫌な事も多くあるでしょうが、それでもまだまだ半年。本当の意味でその仕事を「知った」訳ではないと思います。どんな仕事に就いても、良い事・嫌な事、どちらもあるのが『仕事』です。働き始めて半年ぐらいは嫌な事が多く目についてしまう時期でもあるかと思います。仕事だから何でも我慢しろ!とは思いませんが、昔から言われているように『石の上にも3年』、何事も少なくとも3年ぐらいは続けてみないと、その仕事の本質と言うのは見えてこないのではないかと思います。
私自身、この仕事に就いて半年から1年ほどは辛さを感じたり、社会人の窮屈さを感じた覚えがあります。しかし、その辛さや苦しさを我慢してやり続けてみてやっと『面白さ』というのを感じた気がします。私自身は、今この仕事を自分にとっての『天職』と思えますし、本当に日々この仕事をしていて楽しい!良かった!と思います。しかし、それは辛く苦しいことが一つもないという訳ではありません。嫌なこと、腹の立つこと、落ち込むこと、そういうマイナスな面も勿論あります。しかし、それでもこの仕事を選んで本当に良かったと思っています。楽しい事、嬉しい事で嫌な事をカバーしているという訳ではなく、嫌な辛い事も含めて、楽しいと思えるからです。周りの人からは「天職」と思える職業に出会えていいね!と言われますが、私は『天職』と言うのは出会うものではなく、自分でつかみ取っていくものだと思います。楽しいだけでなく様々な嫌な事辛い事を経験して、それでもなおやり続けていく先にあるものだとも思います。その娘さんも、日々、真摯に仕事に向き合い出来る限りの精一杯のことをやって、それでも合わないと感じれば違う道を選択すればよいと思うのですが、まずは精一杯やっているか?と考えてから転職を考えてはどうかなと思います。
今週の水曜日・木曜日と上山中生が職場体験をしていました。近くのお店で塾生の何人かを見かけました。夜の授業時には職場体験で疲れ切っている生徒も何人かいました。こうした経験を通して『働くことのしんどさ』を肌で味わうというのは良いことだと思います。まだまだ、「将来の職業はこれ!」というのを見つけるのは難しいかと思いますが、将来の職業に対する視野が広がるのではないでしょうか。実際に体験してみることで思い描いていたような楽しい事ばかりではないということを知ることも大切な経験だと思います。どんな経験でも『無駄な経験』は一つもないと思います。子どもたちには様々なことを経験し、目の前のことを精一杯やるとはどういうことかを掴みとっていってもらいたいと思います。