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啓新セミナー

[2015年11月9日]

参加することに意味はない

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

先週、小学2年生の子が、「100点取った!」と言って、嬉しそうに答案を持ってきてくれました。
すごく嬉しかったのでしょうね。
今まで見たことのない?笑顔でした!
小学生は単純(と言っては失礼ですが)ですので、100点取った=得意な教科(単元) になります。
でもこの『思い込み』がすごく大事。
その日の学校の宿題も、「ここは得意だから早く終わらそう」と言って、すぐに取り掛かりました。
いつもはめんどくさがって、なかなか重い腰を上げないのに・・・
怒られていやいや始めるのと違って、自ら進んで始めることはとても素晴らしいことですし、とても効果的です。
このままずっと続くといいですね。

ちなみに、「他の教科は?」と聞くと、少し考えて「忘れた」と言っていました・・・
少しずつですね。

中学生の定期テスト対策授業が続いています。
定期テストが目前に迫ったこの時期、勉強量の差がはっきり表れますね。
理科・社会の教科書用語の一問一答問題をやらせると、きちんと勉強している子は、「ここは大丈夫」「ここは不安」というように、自分がわかることと、わからないことがはっきりしていますので、テンポよく進み、わからなかった問題、あいまいに覚えていた問題だけを解答や教科書を見てチェックします。
それに対して、きちんと勉強していない子は、自分がわかることと、わからないことがはっきりしていないので、ほぼ全て教科書を見ながら解くのです。
全て教科書を見ながら解けば、当然時間がいくらあっても足りません。
しかも、見ながら解いていますので、どれが本当にわからなかった問題なのかを把握することもできないのです。つまり、テスト対策としてはあまり意味がないということになるのです。

テスト対策は、今までのテスト勉強の仕上げとして利用するのに意味があります。
早め、早めに準備するように毎回言っているのですが・・・ なかなか徹底できませんね。

今週もテスト対策授業があります。
我々も得点UPのためにいろいろ教材を用意していますが、やはり勉強するのは子どもたち。
塾の授業にただ参加することに意味はありません。
有意義な授業にするためにも、もっともっと自覚を持って参加してほしいですね。