[2015年12月11日]
昨日までの晴天続きから一転、今日は寒い一日ですね。12月も中旬、寒くて当たり前なのですが、暖かい日が続いた後だけに一層寒く感じます。今年はインフルエンザだけでなく新型ノロウィルスやRSウィルスが猛威をふるうと言われています。今週のように寒暖差が大きい時は、より体調を崩しやすくなるので気を付けて過ごしたいですね。
先日、新聞の『うぶ声』欄に以前教えた生徒の名まえを見つけました。中学時代の様子しか知らないので、どんな大人になったのかぁ〜と懐かしく思いました。ここ数年はそのように教え子の名まえをこの『うぶ声』欄で良く見かけますが、FACE BOOKでは地元で塾講師をしていた頃に教えた生徒の子どもがもう小学校に入学した!なんていうのを見たりもします。中学生の保護者の方との年齢が近かったり、自分たちよりもお若い保護者の方がいらっしゃったりしたときに、「歳とったな〜」と感じますが、保護者の方が教え子世代になる日も近いと思うと、改めて自分の「歳」を感じました。この先、自分の教えた子どもたちの子どもを教えることが出来れば嬉しいことですね(*^。^*)。そんな時が来るのを楽しみにしたいと思います。
11月の後期中間テスト終了後より、中3生は受験に向けて今学校で学習している内容に加え総合的な問題にも取り組み始めました。また、入試で「作文」が課せられる学校を目指している生徒には「作文」の指導もスタートしました。「作文」の指導をしていると、さすがに中3生だけあってそれなりの文章を書くことは出来るのですが、中身の薄さがよろしくありません。特に社会問題的な事柄がテーマになっていると、一番大切な「主張・結論」の部分がとても抽象的だったり、あいまいだったりします。問題テーマの中には公民の授業で学習するような内容がもとになっているものもあるのですが、なかなか書くことが出来ません。定期テストに出るような「○○はなんですか?」とか「○○について説明しなさい。」などの記述問題は出来るのですが、そこから更に発展させて自分の生活と結びつけて考えるとなると書けないのです。
入試での「作文」では、単に国語の学習能力だけでなく、小中で学習した全ての教科の理解度、日頃から世の中で起こっている事象への関心度なども表れます。子どもたちが書いた作文を見れば、その子の持つ学習能力がある程度わかります。作文には全ての教科に対する学力が表れると言ってもいいでしょう。ですから、ただ文を読む・書く練習だけをしていても書けるようになりません。学習内容を理解することは勿論大切ですが、一つ一つの事象・事柄について自分なりに「考える」ということを日常的にすることが大切です。色々なことを「思考する」ことで書いた文章の中身に厚みが出てきます。普段から「思考」をしている子とそうでない子の作文には歴然とした差があります。
高校入試だけでなく大学入試や社会人になってからも「文を書く」機会は多くあります。ただ目の前にある言葉を覚えるだけでなく普段から色々な物事に対して「考える」ということをしていくことが大切です。「思考する」という行為は色々な出来事に触れることでその機会が得られます。実際に色々なことを体験しようと試みたり、新聞・ニュース・本などで様々な事象に触れようとしたりする姿勢が必要だと思います。