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啓新セミナー

[2016年1月25日]

目で考える

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の大雪には参りましたね。
大雪の日は何もしないで家にいるのが一番なのでしょうが、昨日の日曜日を逃すと、来週以降はテスト対策や統一模試があって、何週間も休みがなく、お出かけができないので、あの雪の中、覚悟を決めて出かけました。
行先は、『新津鉄道資料館』。
大雪の中、わざわざ行くようなところではないのかもしれませんが、他に思い浮かばなくて・・・
資料館の方も、「よくこんな雪の中で来ましたね」という顔をしていました。
でも、大雪のおかげ?で資料館は借り切り状態。
普段は並んでなかなかゆっくりできない、『運転シミュレータ』も思う存分やることができました。
息子も大喜びで、ケガなく、事故なく帰ってこれて、休日を有意義に過ごすことができました。

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先週は、中学生の定期テストの範囲が発表されました。
予想通り、どの学校もテスト範囲が広いですね。
中学2年生の数学はどの学校も『図形の証明』が中心です。
授業をしていても、「証明のやり方がよくわからない」とよく言われるのですが、残念ながら『証明』というのは、教えてもらってわかるようになる単元ではなく、『体で覚える』単元なのです。
『体で覚える』というのは、スポーツと同じこと。
スポーツというのは、監督やコーチの説明をいくら聞いても、実際に自分で体を動かしてみなければ、身に付かないですよね。
それと同じで『証明』というのも、模範解答を覚えるまで、何度も何度も書いてみるしかないのです。
普段から書くことを苦にしない子は、スッと頭に入っていくのですが、書くことをめんどくさがる子(男の子に多い)は、なかなか身に付かないですね。
しかも、書くことをめんどくさがる子は、合同を証明する三角形を書き出したり、等しい辺や角に印を入れたりするのも、めんどくさがりますので、ますますわからなくなります。
『証明』ほど書きまくらなければ身に付かない単元はないのです。

算数・数学の基本は『書いて目で考える』です。
中学生に限らず小学生にも、図や表を書いたり、途中式を書いたりすることをしっかり指導したいですね。