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啓新セミナー

[2016年2月1日]

やっぱり小学校の勉強

一昨日の土曜日から、中学生の『定期テスト直前対策講座』が始まりました。
大雪ではなかったのですが、それでも冷たい雨や雪が降る中、朝早くからみんな自分の弱点克服のためにがんばっていました。
今回の講座は、理科を受講する子が多いですね。
理科のテスト範囲は、どの学校、どの学年も『計算』が中心です。
計算は直前に丸暗記するだけでは太刀打ちできませんからね。
全員が苦手と感じる計算でも、事前に基礎知識を頭に入れてきた子とそうでない子では、講座の質が全く違いました。
例えば中2の『電流』。
「直列回路では、各部分にかかる電圧の和は、電源の電圧に等しい」などの基礎的なことを知っている子は、計算演習だけに集中することができ、1回の授業でもとても有意義に過ごすことができましたが、「直列回路の電圧は?」と聞かれて、「え?え?え?・・・」と答えるような子は、基礎的なことを確認するだけで時間がきてしまいました。
『知っている』だけで得点になる単元・問題もありますが、理科の計算や算数・数学のように、『知っている』ことを『使える』ようにならなければ得点にならない単元・問題もあります。
おそらく、「直列回路では、各部分にかかる電圧の和は、電源の電圧に等しい」がそのままテストに出ることはなく、それを使った計算問題が出題されると思います。
つまり、基礎的なことの確認で終わってしまった子は、なかなか得点が伸びないでしょうね。

また、理科の計算というのは、大前提が『小数の計算(特にわり算)』ができること。
小数のわり算がスムーズにできない子、めんどくさがる子は、正直、お手上げです。
あとは小学校で習った『速さ』『割合』『量と単位(単位の変換)』ができればなんとかなるのですが・・・

ちょうど今6年生が『量と単位』を学習しています。
最初からつまずきっぱなしで、授業中は、「うー、うー」といううめき声しかしません。あきらかに嫌がっています。
でも、ここできちんとおさえておかなければ先々困りますからね。
それに、ゆっくり、じっくり指導できるのは小学生のうちですからね。
「またこれ?」と言われても、心を鬼にして指導したいと思います。