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啓新セミナー

[2016年2月8日]

スピーディーに

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日、一昨日の午前中は中学生の『定期テスト直前対策講座』、昨日の午後は中3生の『新潟県統一模試・筆答検査A対策模試』がありました。
中1・2生は定期テスト直前、中3生は高校入試前最後の模試ということで、どの子も真剣でした。
子どもたちのがんばりに負けじと、私も今日は3時に起き、統一模試の採点をしました。
子どもたちは一生懸命試験を受けたと思うのですが、字の間違い、約分をしなかった等のつまらないミスがまだまだ多いですね。
入試直前のこの時期、どの受検生も必死に勉強していますので、テストの結果は似たり寄ったり。
1点、2点違っただけで、順位は大きく変わってきます。
ですから、1点、2点の重みを十分理解してほしいということを、常日頃言ってはいたのですが・・・
まだまだですね。
ここまできたら、勉強方法云々やテクニック云々は関係ありません。
やるべきことは、×を△にし、△を〇にして、1点でも多く取ってやるという執念です。
来月の今日はもう入試本番。気合を入れてがんばろう!


話しは変わりますが、小学4年生が現在、分数の勉強をしています。
4年生の分数は、仮分数⇔帯分数の変換、同分母のたし算・ひき算がメイン。
特に、仮分数⇔帯分数の変換がスムーズにできるかが、今後の分数の学習のカギとなります。
5年生や6年生で分数につまずいている子のほとんどが、仮分数⇔帯分数の変換がスムーズにできない(時間がかかってしまう)のです。
仮分数⇔帯分数の変換には時間をかけています。
きちんと考え方を教え、あとはスピーディー(反射的)にできるように何回もトレーニングします。
この『反射的にできる』ことが大切ですね。
九九もそうなのですが、答えが『ぱっと』出ずに、一瞬でも考えたら要注意だと思います。
お家の方のほとんどが、お子様の勉強をつきっきりで見ることができず、やり終えたドリルやノートでしか確認することができないかと思います。
いくらドリルやノートに○がたくさんついていても、どのようにしてやったか、あるいは、何分かかったかまでは把握できていないのではないでしょうか。
小学生のときほど『過程』が大切であると思います。
じっくり考えた方がいい問題もあれば、スピーディーに答えるべき問題もあります。
また、途中式や図・表を書いてじっくり考えた方がいい問題もあれば、暗算でパッと解くべき問題もあります。
問題によって、考え方・解き方が変わってきます。
『過程』をしっかり見てあげることは、ご家庭ではなかなか難しいことだと思いますで、私は塾で指導しているときには、そういうところを意識しています。
単に『できた・できない』ではなく、しっかり『過程』を見てあげることが我々塾講師の大事な役目ですね。