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啓新セミナー

[2016年4月8日]

初めの一歩は何?

新年度の授業が始まりました。それぞれの曜日のメンバーが変わったり、新しい塾生さんを迎えたりの今週です。もともと在籍していた塾生も新しいメンバーでの授業ということで少しフレッシュな雰囲気です。これからの1年、どの生徒さんもステップアップできるよう私たちも気合を入れて指導していきたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いします


年度の始めにあたり思うこととして、子ども達、そして保護者の方にも1年後の自分に対し「目標」を立ててもらいたいと思います。

様々なことに対する「計画」も大切ですが、何をするにしてもやはり「目標」が必要です。子どもたちだけでなく保護者の方にも「目標」を持っていただきたいというのは、小中学生において学習は生活と直結したものだからです。

当然、私たちは講師として子どもたちの学力向上に最大限の努力をしようと思い日々の授業に取り組んでいますが、週に数回の塾の授業だけで学力は向上するものではありません。学校や塾で学習したことの復習や課題をやること、小テストの為の学習をすることは家庭でしかできないことです。家庭での取り組み方によって塾での授業の効果を倍にすることが出来ますし、また逆に半減させることもあります。


では、どのような「目標」をたてるべきか? 中学生であるならば、まずは定期テストの得点や順位に対する目標を持つことです。定期テストは日々の取り組みが顕著に表れます。そして何よりも高校入試に大きく影響する内申点に結びつきます。中学1年生の始めからの学習全てが高校入試に直結します。

小学生は中学生のような定期テストがありませんので、より細かく授業内で行われる漢字や計算の小テストの目標を設けることです。また漢字テストに関しては100点を目標にしても良いと思います。漢字の読み書きが出来るか出来ないかは日々の学習がきちんとできているかの目安になります。こうした学習の積み重ねが中学生の学習のベースになります。

また、小学生の内の最も大切なことは基本的な「学習習慣」を身に付けることです。そして、「学習習慣」は中学生においては小学生以上に重要です。
出来れば毎日決まった時間に学習を始めさせられると良いですね。お稽古事の関係で毎日が難しければ曜日によって変わることもあるかと思いますが、1週間を一つの期間の単位として考えると良いのではないでしょうか。「毎日○分やる」と決められている家庭は多いようですが、開始時間がまちまちであることがよくあります。出来るだけ同じ時間に同じ行動が出来るようにすることで「学習のルーティーン」が出来るかと思います。まずはこの「時間に関する目標」が第一段階です。これがきちんとできるようになった段階で次のステップとして「学習の中身」に目を向けていくと良いと思います。

小学生の内に出来ないことは中学生になってもできません。中学1年生で出来ないことは中学3年生の受検生になってもできません。学習はそれぞれの学年の階段を一歩一歩着実に歩ませることが肝心です。以前にもブログに書きましたが、小学1年生から中学3年生までの9年間の学習成果が高校入試で問われます。つまり、受検勉強は小学1年生からスタートなのです。

今年1年間で学習する内容を大切な一歩と捉え、新年度大きくステップアップしていけるよう一緒に頑張っていきましょう!!




最後に。
今週は各学校での入学式がありましたね。卒業した塾生の皆さん、入学おめでとう。新しい学校生活が皆さんにとって素晴らしい時間となるよう祈っています。また、先日新聞で新卒採用の教員なられた方の発表がありましたが、昔の教え子たちの何人かが新しく教員となったようです。今後、皆さんの学校の教壇に立つこともあるのでしょうね(*^。^*)。

4月、生徒としてまた先生として新しい生活の第一歩を、体を大切にして素敵な日々が送れますように応援しています。頑張ってください!!