[2024年8月17日]
どうもどうも♪塾長の鈴木です。
さて、本日は中国の「ガオカオ(高考)」について。
ご存知の方も多いかと存じますが
ガオカオとは、中国の大学入試に相当する非常に厳しい試験で
毎年多くの学生がこの試験に向けて数年間にわたり準備を重ねます。
高考
映像には、学生たちが必死に取り組む姿や、緊張感に包まれた試験会場の様子が映し出されており、その真剣さに圧倒された方も多かったでしょう。
しかしながら
この映像を見て、ふと考えさせられるのは、「やりたくないことはやらない」という今の日本の風潮の在り方です。
確かに、自分の好きなことや得意なことに専念することは、モチベーションを高めるためには重要です。
しかし、やりたくないことを避けてばかりいる状態で、本当に成功を掴むことができるのでしょうか?
ガオカオに挑む中国の学生たちは、自分の得意な科目だけでなく、苦手な分野や興味のない内容にも真剣に取り組んでいます。
それは、厳しい競争の中で勝ち残り、成功を収めるために不可欠なことです。
私も数名の中国人と関わってきたことがあるのですが
とにかく彼らは、自分に課された課題や挑戦を決して避けず諦めません。
それが、彼らの強さの源であり、未来への切り札なのです。
一方で、日本では「やりたくないことはやらない」という考え方が広がりつつありますが
これが長期的に見て本当に日本のためになるのでしょうか?
仕事や人生には、好きなことだけでなく、時には嫌なことや難しい課題にも立ち向かわなければならない場面が多く存在します。
それを避け続けていては、やがて自分自身の成長が止まり、結果として大きな成功を逃してしまうかもしれません。
そして、私たちがこの風潮を続けていくと、さらに深刻な問題が浮上するかもしれません。
それは、近い未来に日本が中国人中心の国家となる可能性です。
決して大げさな話ではなく中国の若者たちは、ガオカオを通じて鍛えられた強い意志と努力の精神で、世界中で成功を収めつつあります。
それに日本語も一生懸命学んでいますよね。
私たち日本人は「やりたくないことはやらない」という甘えた考えにとらわれてばかりいると
国際競争の中で徐々に遅れを取り、最終的には他国に主導権を握られてしまうかもしれません。
私たちの塾では、好きな科目や得意分野だけでなく、苦手な部分にも積極的に取り組むことを大切にしています。
それは、どんな状況でも結果を出せる力を養うためです。
やりたくないことに挑戦し、乗り越える力が、将来の大きな成功を導くカギとなるのです。
ガオカオに挑む中国の学生たちの姿勢から学び、私たちも自分を甘やかさず、時には厳しい選択をし、やりたくないことにも向き合う力をつけていきましょう。
それが、私たち自身だけでなく、日本全体の未来を守るために必要なことだと感じています。