[2024年8月18日]
どうもどうも♪塾長の鈴木です。
さて、昨日に近い話ですが「個性を伸ばす教育」について考えてみたいと思います。
近年「個性を尊重する」「やりたくないことは無理にやらなくても良い」という声をよく耳にします。
確かに、個性を伸ばすことは大切ですし、子どもたちが自分らしく成長することを望む親御さんも多いでしょう。
しかし、それだけで本当に良いのでしょうか?
例えば
「学校に行きたくないから行かない(特段の事情は別)」
「時間を守る意識がない」
「締め切りや約束事を守らない」
という態度が許されるとしたら、社会に出たときにどうなるでしょうか?
将来企業や組織で働く者が多いでしょうが、時間を守ること、約束を守ることそれは当たり前のことです。
それができなければ、すぐに信頼を失い、最悪の場合、職を失うことにもなりかねません。
また、「やりたくないことはやらなくて良い」という考え方も、非常に危険です。
人生にはやりたくないことや苦手なことも避けては通れません。
それを乗り越える力こそが、成長や成功につながるのです。
ほんの一握りの成功を収めているユーチューバーたちの「好きなことだけやれば良い」という意見に囚われるのは非常に危険です。
彼らが成功した背景には、「見えないところ」での努力や試行錯誤が必ず存在します。
ゆえに個性を伸ばすことは大切ですが
それと同時に、社会で求められる基礎的なスキルや責任感も養うことが必要です。
個性を尊重する教育そして社会で生き抜くための教育とのバランスが大切だと感じます。