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希望塾

[2025年1月29日]

現在完了形のなぜ

どうもどうも♪塾長の鈴木です。


皆さまご体調はいかがでしょうか。

季節柄どうぞご自愛ください。


さて、今現在中2生は現在完了形を学んでおりますが


日本語にはない考え方ですよね。


では、なぜ現在完了形があるのでしょうか?


それは


「過去の出来事が今に影響を与えている」


ことを伝えるためなのです。


英語は「話している今をとても大切にする」言語です。


話している瞬間の状況や事実がどうなっているのかを、できるだけはっきり伝えようとします。


これは、英語の文化や考え方が 「相手に明確に伝えること」を重視している からです。


では、なぜ英語は「明確さ」を重視するのでしょうか?


それは、英語が異なる民族や文化をつなぐ


「国際共通語」Lingua Franca


として発展してきたからです。



英語圏では、多くの移民や異なる背景を持つ人々が共存してきました。


そのため、あいまいな表現ではなく


「過去の出来事が現在とどう関係するのか」 をはっきり伝えることが必要だったようです。


以下は良く使われるセンテンスですが

I lost my key.(鍵をなくした → その後どうなったか不明)


I have lost my key.(鍵をなくした →鍵をなくした過去を持ったまま→今もない)


過去形だと、「その後どうなったのか」が分からないですよね。


しかしながら、現在完了を使うことで


「今も影響がある」ことが明確になります。(もちろん文脈によります)



英語は、ゲルマン語やラテン語の影響を受けながら発展し、「現在」を大切にする特徴を持つようになったのです。


現在完了の考え方は


受験勉強やテスト前の学習にも同じことが言えますよね。


「これまでにどれだけ積み上げてきたか」





「今の結果に影響を与えることになる


のです。


私の大好きな考え方です。


塾生のみなさん!ひとつずつ積み上げていきましょうね!