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希望塾

[2025年2月3日]

立春はなぜ今日なの?

どうもどうも♪塾長の鈴木です。


本日は立春。


しかしながら


「2月3日は節分じゃないの?」


と思っている人も多いかもしれません。


その理由は、カレンダーと本当の季節が少しずつズレているからだそうです。



みなさんが使っているカレンダーでは、1年は365日ですが
本当の地球の公転周期は「365日と6時間ほど」かかっています。


この「6時間のズレ」が毎年少しずつ積み重なっていくため、
放っておくと、季節がどんどん遅れてしまいます。


そこで、このズレを調整するために「うるう年」という仕組みがあります。


4年に1回、1年を366日にすることでズレをリセットしているのです。


しかし、実はこのうるう年の仕組みが完璧ではなく


逆に少しカレンダーが「進みすぎてしまう」ことがあるのです。


4年ごとに1日増やして調整していますが


本当は4年で約0.9688日ズレるのに対して


実際には1日(1.0000日)を足してしまっているので


「ほんの少しだけ前に進みすぎて」しまいます。



この小さなズレが長い年月をかけて積み重なり


本当の季節とカレンダーのズレを引き起こします。



立春(春の始まり)は2月4日のイメージでしたが


この影響で少しずつ早くなり


今年2025年の立春は本日2月3日になりました。


ゆえに


その前日の節分も2月2日になるというわけです。



このズレはこれからも続いていくらしいので



みなさんが大人になるころには



節分が2月2日になるのが普通になっているかもしれません。



では、そもそもなぜカレンダーはこんなズレを起こすのでしょうか?



実は、昔のヨーロッパでは「ユリウス暦」というカレンダーが使われていました。



ユリウス暦では、1年を365.25日(365日と6時間)としていました。


しかし、実際の地球の公転周期(365.2422日)とは少しズレていたため


何百年も使っているうちに、季節がカレンダーとずれてしまいました。


このズレを修正するために


世界史学習者には有名な


1582年においてローマ教皇グレゴリウス13世が


「グレゴリウス暦」を作りました。



このグレゴリウス暦では


4年に1回うるう年を入れる(1日追加)だけでなく


100年ごとにうるう年をなくす(1700年、1800年、1900年はうるう年なし)


しかし、400年ごとの年はうるう年を入れる(1600年、2000年はうるう年あり)


という「ルール」を作ることで


カレンダーと本当の季節のズレを減らしたのです。


しかし、それでも完全にズレをなくすことはできず


長い年月をかけて少しずつカレンダーが本当の季節より前に進んでしまうのです。


よって、立春が少しずつ早まり


それに合わせて節分の日も変わることになったようです。



・・・・・



いずれにしても「福は内〜!!」ですよね!(^^♪



本日も宜しくお願いします!