[2025年2月14日]
どうもどうも♪塾長の鈴木です。
さて、本日は受験勉強のやり方について話していきます。
ある塾生さんが、過去問を解いて復習するのに1科目3時間かかると言っていました。
一方で、友達さんは5科目を一気にやったそうです。
この話を聞いて、どちらが正しい勉強法なのかと悩む人もいるかもしれません。
しかしながら
結論から言うと、1科目をしっかり見直しながら進めるやり方が、科学的にも最も効果的なのです。
ハーバード大学のジョン・ガブリエリ教授(神経科学)は、「知識を定着させるためには、理解・復習・実践のプロセスを丁寧に行うことが重要」と述べています。
単に問題を解くだけでは、脳は情報を短期記憶にしか留めません。
しかし、「なぜこの答えになるのか?」を考えながら復習すると、長期記憶にしっかり残るのです。
また、スタンフォード大学の心理学者キャロル・S・ドゥエック博士は
「間違いを分析しながら学ぶことで、思考力が鍛えられ、応用問題への対応力が向上する」と指摘しています。
つまり、過去問を解いた後の復習を丁寧に行うことこそが、最も効果的な受験勉強なのです。
東大合格者の多くも、過去問の解き直しを徹底することが合格への鍵だったと語っています。
例えば、東大理科1類に合格したある受験生は、「過去問は3回解き直しました。
最初は間違いだらけでしたが、復習を重ねることで、本番では同じような問題がスラスラ解けるようになりました。」と話しています。
ただ何年分解いたかではなく、どれだけ理解し、反復したかが重要なのです!
短期間で大量の問題をこなすことは、表面的には「頑張っている」ように見えます。
しかし、実際には知識が浅くなり、本番で問題ができるようにはなりません。
逆に、じっくりと1科目3時間かけて復習する方が、確実に知識が定着し、応用力も鍛えられるのです。
まさに、「急がば回れ」です。
塾生さんが1科目3時間かけて丁寧に復習するのは、まさに正しい受験勉強法です!
むしろ、友達さんが5科目を一気にやった場合、その後の復習をしっかり行わなければ、せっかくの努力が無駄になってしまいます。
過去問は解くことが目的ではありません。
できなかった問題をできるようにすることが目的です。
このことを忘れずに、焦らずじっくり勉強を続けていってください!