[2025年7月26日]
どうもどうも塾長の鈴木です♪
来週は40℃予報が・・・
さて
本日は埼玉県の高校入試制度が大きく変わるという話題についてお伝えします。
みなさまご存知の通り令和9年度、つまり今の中学1年生が受験する年から、埼玉県公立高校入試が全教科マークシート方式に変わります。
記述問題は各教科で1割程度に縮小され、国語作文問題は廃止されることが発表されました。
また、新たに面接や自己評価資料の提出も加わることになり、これまでの学力検査中心の入試から、より多面的に生徒を評価する形へと変わっていきます。
これは非常に大きな改革ですが共通テストをはじめ私立高校受験もマークシート方式が多いですので必要以上に恐れる必要はないでしょう。
さて、マークシート化に伴い、正解を一つだけ選ぶ問題だけではなく、選択肢を「すべて選べ」といった問題の割合が多くなる可能性は十分にあるでしょう。
これは、まぐれで正解してしまうリスクを減らすためでもあります。
単なる暗記や直感だけでは太刀打ちできず、各選択肢について一つひとつの正誤を正確に見極める力が求められるようになるのではないかと憶測されます。
しかしながら、この変化には良い面もあります。
まず、採点の正確性とスピードが向上し、公平な評価と早期の結果通知が可能になります。
また、記述が苦手な生徒にとっても、選択問題中心で力を発揮できるチャンスが広がる点は前向きに受け止めてよいでしょう。
一方で、記述問題が減ることにより、考えを言葉で表現する練習の機会が減ってしまうという懸念もあります。
また、面接や自己評価資料といった新たな要素への対応も必要となり、学力以外の準備にも時間をかける必要が出てきます。
勉強での意識する点も変わっていくことになるでしょう。
マークミスを防ぐ練習や、時間配分の意識、そして「すべて選べ」のような複数正解問題への対応力が求められます。
もちろん記述がゼロになるわけではありませんので、要点を簡潔にまとめる表現力も引き続き鍛えていく必要があります。
制度が変わっても、入試の本質は変わりません。
日々の学びを大切にし、正確な知識と深い理解を積み重ねていくこと。
そして、目の前の課題に対して誠実に取り組む姿勢こそが、合格を引き寄せる最大の力になると私たちは信じています。
新しい制度は不安もありますが、早めに準備を始めれば必ず慣れることができます。
特に今の中学1年生にとっては、まさにその準備期間にあるのです。
保護者の皆さまも、制度の変化を前向きに捉えつつ、お子様と共に次のステップに向かって歩んで頂けければと思います。