[2025年9月26日]
どうもどうも塾長の鈴木です♪
日中は暑く・・・どうぞご自愛ください。
さて、本日は
なぜ昨今
約束を守らない生徒さんや課題をやらない生徒さんが増えているのか
について考えてみようと思います。
背景にはいくつかの社会的な流れがあります。
大人の世界でも「約束を守らない」「遅れても謝らない」ことが以前より見過ごされがちで、生徒さんたちは大人を映す鏡なのでその影響を強く受けています。
また、スマホ世代の生活様式も大きく関係しています。
LINEで既読スルーや後で返事するのが普通になり、責任や期限に対する感覚がリアルの場で弱まっています。
さらに、叱ることが難しい時代になり、強く言えばパワハラやブラックと受け止められてしまうため、先生や保護者も距離を置きがちです。
その結果、生徒さんが甘くなりやすい現実があります。
加えて、努力が報われる経験を積む前に、ゲームやSNS、動画で即時的に満足感を得られてしまうため、「面倒なこと」を避けやすい傾向も強まっています。
昔は良くも悪くも「やらなければ厳しく叱られる」という外圧が働いていましたが
今は外圧が弱まり「やらなくても大きな不利益がない」という現実があるのです。
とはいえ!すべての生徒さんがそうではありません。
約束事をきちんと守る生徒さん
自分で反復学習して力をつける生徒さん
目標を持って努力できる生徒さん
も確かにいます。
そうした生徒さんは今の時代だからこそ
信頼され、評価されやすくなっているのも事実です。
知り合いの人事担当者もこう話していました。
小さな約束を守れない若手社員は、採用の段階でも現場に出てからもすぐに評価を落とす。
しかし、誠実に小さなことをやりきれる若手は、それだけで上司からの信頼を得て、次のチャンスを与えられる。
社会は成果だけではなく信用で成り立っているからだ、と。
結論としては、確かに約束や責任を軽くとらえる生徒さんは増えました。
しかしながら
逆に言えば
「誠実に取り組む生徒さんたち」がひときわ輝ける時代なのです。
だからこそ、ご家庭でも
「小さな約束を守ること」
「できたことをしっかり認めてあげること」
が大切なのかなと感じています。