[2025年11月19日]
どうもどうも塾長の鈴木です♪
一段と冷え込んで参りました。
どうぞ皆様方温かくしてお過ごし下さい。
さて
本日は
高校受験過去問の使用法についてです。
まず大切にしてほしいことがあります。
時間を正しく計り、その記録を残してください。
そして、たとえ制限時間に間に合わなくても、必ず最後まで解き切ることが重要です。
途中で手を止めてしまうと、全体像が見えなくなるからです。
もう一つ大切なのは
「敵を知る」
という姿勢です。
ここでいう敵とは
「出題の傾向」
「よく狙われる単元」
「形式の特徴」
「問題作成者の意図」
といったものを指します。
これらを知らずに勉強を続けても成果につながりにくくなります。
過去問は、点数を測るための教材というよりも
まず敵を知り、今後の自分の学習の作戦を立てるための材料
となります。
5科目の中で、どれか一つだけを強化しても本当の意味では伸びません。
英語と数学が注目されがちですが、理科や社会の知識は国語や英語の読解にも役立ちます。
五科目が横並びで積み上がることで、学力全体が安定していきます。
特に理科と社会は、過去問との相性が良い科目です。
範囲が広く、覚えるべきことが多いため、どこから取り掛かれば良いか迷いやすい科目ですが、過去問を見ることで頻出の単元や説明のされ方が分かり、優先順位が明確になります。
国語、英語や数学。
過去問を通じて問題の型を知ることで安定します。
長文をどの順番で読むか、文章題のどこに手がかりがあるのか、計算問題がどのレベルまで問われるのかといった情報を知ることで解く流れが整い、得点が安定していきます。
過去問は、ただ点数をつけるためのものではありません。
時間を計り、記録を残し、最後まで解き、そのうえで出題の意図を読み取る。
この一連の流れを通して、敵を知り、準備を整えていくことが、受験に向けた最も効果的な学びになります。
もちろんそれらを塾生さんたちが乗り越える力を身につけられるよう、今後も全力で支援してまいります。