[2018年8月24日]
台風が過ぎ去って、暑いかな、と思っていたら、雨が降ってきました。
さっと降って、さっと行ってしまいましたね。
生徒が通り雨かなあ、と。
まあ、そのようなものでしょう。
今日も朝から、夏期講習。
中学3年生、最終回です。
そういうわけでもないでしょうが、全員集合。
なんせ、今週は、県立高校の体験入学などがありましたから。
1時間目は国語、今日は随筆文、竹西寛子さんの「『見る』に始まる」より。
生徒には少し硬い内容でしたが、国語力をつけるにはよい内容でしたね。
子どもたちは、普段目にしない熟語が出てくると難しく感じて、文章を読むのがおっくうになってきて、読むのをあきらめてしまい、問題を解く作業に移る生徒もいます。
そこらあたりの舵取りは生徒の反応を見ながら進めないといけません。
生徒は指導する側の話をすべて聞いているかと言えば、そうでもないです。
聞いているようで聞いていない、BGMのように聞き流していることもあるでしょうね。
大人でも、人の話を聞くのは苦労します。
大体、30秒間に何らかのカギとなる言葉が出てこない限り、スイッチが切れて、聞く耳を持たなくなるのが普通でしょう。
だから、一方通行でしゃべっているばかりの先生の授業はダメ、下手くそです。
そのようなことも意識して気を付けているのは、生徒の目と耳と手と口を働かせること。
細かい指示、具体的に指示することが重要です。
何行目を読みなさい、どの部分が大切なところですか、赤線を引きなさい、ぐるりと囲みなさい、などの作業の指示をするわけですが…。
痕跡がしっかりと残っている生徒は学力がついていきますね。
それとは逆のケースは、繰り返し、繰り返し…、がんばりなさいよ!
数学で計算ミスが多い生徒は、暗算で計算しようとします。
計算力がないのに暗算をしてミスをしてしまう。
点数が伸びない、成績が上がらない、勉強が出来ないのはそこらあたりにあります。
つまり、いわゆる勉強の仕方、基礎ができていないわけです。
そこで、途中式を書きなさい、とうるさく言って、やっとミスが減ってきて、計算のやり方も分かってくる。
分かってくると自信がついてきて、正答率も上がってきます。
自信をつけさせること、これが塾の先生の仕事ですね。
オジサンもがんばる、キミたちもがんばりなさい♪