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きらめき進学ゼミ

[2019年10月28日]

もし、入試問題良問ランキングがあったなら…。

img1 絶好調の秋晴れ、日差しも強く、じっとしていると暑いくらい。
本屋さんに寄って、AERAとダイヤモンドとエコノミストを。
毎回購入するのは無駄だから、気になる記事があるときだけ。
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AERA…、160高校の超「合格力」。
10国公立大「合格力」高校ランキングが載っていました。
東大、京大、阪大などの旧帝大に一橋大、神戸大などの難関大が10国公立大です。
まあ、それがどうした、と受け止めることもできますが、先頭がどこを走っているかを知ることは大切です。
資料の出元は、「大学通信」なので、信頼できるデータです。
トップから…、開成、北野、修猷館、東海、岡崎、麻布、天王寺、筑紫丘、札幌南、灘、旭丘、西大和学園、浦和・県立、茨木、神戸、仙台第二、洛南、膳所、甲陽学院、奈良、東大寺学園、福岡、ここまででランキング20位まで。
膳所高校が堂々の18位、上位22校中14校が公立高校で6割強を占めています。
ランキング一覧は157位まで載っていて、彦根東高校が、滑り込みでランキング入り。
合計160校のうち、98校が公立高校で単純に6割ちょっと、国立高校の7校をプラスすると、6割強。
やはり、公立高校の進学校からの国公立大学への進学率は高い。
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次に、大阪府からは、北野、天王寺、茨木の3校の公立高校が膳所より上位のランキング。
まあ、これも、それがどうした、とも言えますが、気になるのが今後のランキング。
大阪府の入試は、A・B・Cと入試問題がわかれていて、先ほどの進学校はA問題選択校。つまり、難易度が最も高い入試問題で、中学生はそこに向けた受験勉強をしていき、それをクリアした高校生が大学受験に向かっていく。
すると、もっとランキング上位の方へ動くのではないか、とも考えることができます。
もし、滋賀県が全国の先を行く大阪府の入試と同じように、A・B・Cと学力別、高校別の入試問題による入試となれば、今のように記述がやたらと多い問題も、受験生が対応しやすい問題になり、手ごたえを感じながら受験勉強をしていくことが出来るのではないかと思います。
さあ、滋賀県、全ての子どもたちの学力を引き上げていく、そのためにも、入試制度や入試問題を工夫していくのも一案ではないでしょうか。
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