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きらめき進学ゼミ

[2022年8月3日]

夏は冷たいものがいいげれど、ほどほどがいい場合もありますね。

img1 夏の天気が続いています。
朝からカーッと強い日差し。
外に出てじっとしていると…いや、じっとしていられませんよ(@ ̄□ ̄@;)!!
まさに日焼け、という状態。
すぐに室内へと逃げ込む。
そして、相変わらず、換気対策の扇風機が内から外へ、逆に外からは熱風が吹き込んできます。
室内の上部からはエアコンの冷風、ところどころの換気扇。
まあ、空気の入れ替えはあるけれど、それなりに涼しいですから大丈夫。
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シリーズ、電気冷蔵庫がやってきた( ´艸`)
小学校3、4年生の頃だったように思いますが…、今まで氷の冷気で庫内を冷やす不愛想な旧式の冷蔵庫が置かれていた場所に、デンと白いきれいな電気冷蔵庫が置かれました。
恐る恐るドアを手前に引くと、パッと明かりがついて冷風が出てきます。
ここらあたりの感動の場面は、映画「ALWAYS三丁目の夕日」をご覧ください(^^♪
それまでの夏の生活と変わったこと…、
その1…やかんごと冷水で冷ました麦茶をグラスに入れて冷蔵庫でさらに冷たくして、特上の「鉄管ビール」…父親はそう呼んで喜んで飲んでいましたね。
その2…瓶ビールと三ツ矢サイダーが冷やされていました。父は自分だけが…、と思ったのか、子ども用にサイダーも酒屋さんに頼んだようです。
その3…丸ごとスイカが半分にカットされて入っていました。ここで注目、まだ食品ラップはなかったのです。そこで、タバコ屋を営んでいた祖父母はたばこのカートンの外装フィルムをラップ代わりに使っていましたね。
その4…トマトがいくつか。これは、祖母がよく丸かじりして食べていました。美味しかったと思います。まあ、昔は地物しかありませんでしたから。
その5… これが超画期的。冷凍室がついて製氷が出来た。今みたいにドアはわかれていませんでしたから、1ドア。製氷トレイでカルピスアイスやカルピスオレンジのアイスを。そして、ふつうの氷は景品でもらったかき氷機でかき氷に。
まあ、このようなことで、今ほどチルド食品はなかったから、魚など、よほどのものしか入っていなかったように思いますが、とにかく大変革の豊かな生活で便利になりましたよ。
まだ、明日へと続きますか(笑)
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中3の夏の教材の国語の題材に、中西進さんの「日本人の忘れもの3」がありました。
昔は夏を迎える時の趣向、「つもり」が人間の工夫する知恵として、大切なものだったのではないか、と。
確かに電気冷蔵庫で冷やしすぎるとそれはそれでうまいとも限りませんよね。
以下一部引用
……町へ出ると「氷」と書いた布切れが、へんぽんと店の軒先にひるがえった。あれは、あの小さな布に一字だけ書くのでなければ効果がない。……つまりは、すべて涼しさを期待し、その期待だけで十分、実際に涼しくなったように感じるに過ぎない。しかし、それにもかかわらず、実際に涼しいつもりでいる。この「つもり」を昔の人は大事にしたのである。……
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