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きらめき進学ゼミ

[2022年10月1日]

ミツバチ雲とスッポン雲とヒガンバナ(^^♪

img1 秋晴れの土曜日。
朝からよく晴れていい天気です。
お出かけのみなさんもいらっしゃいますか。
今日は青空に雲が点在。
じっと観察していると、ほんの数秒で形が変わっていく。
しばらくしたら、元の形とは全く違うものになっていますね。
子どもの頃、小屋根に日干ししていたふっくら蒲団の上に寝そべって、流れゆく雲をずっと眺めていたことがあります。
絶え間なく現れては移動していく雲。
今も変わらないかな。
一休みに雲の旅はいかがでしょう。
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読書の秋。
「科学のカタチ」/養老孟司×宮崎徹/時事通信社/2022.8.30.
新聞の下段の書籍案内を見て、養老先生だ、と。
お二人の対談本ですね。
ネコの寿命が腎臓でのAIMの働きに関係していたとは。
宮崎先生が見つけたAIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)はネコ科の哺乳類では活性化しないのだそうです。
AIMという血液中のタンパク質が、体の中に溜まる「ごみ」にくっついて「ここにゴミがある」と示す。
そこにマクロファージが集まってきてAIMごと「ゴミ」を食べ、効率的に掃除をする。
AIMは普段、血液中にある「免疫グロブリンM」(IgM:ImmunoglobulinM)抗体が五つ組み合わさってできた「五量体」にくっついているが、ヒトやマウスなどの場合は、体に「ゴミ」が溜まってくると、そこからはずれて「ゴミ」の方へ向かう。
けれども、ネコの場合はAIMがIgMにくっついたまま外れないため、「ごみ」に対する「札」として機能しない。
まあ、そのようなことで、AIM研究への寄付金が2億円を超えた、という流れに。
ネコのことだけではなく、AIMは腎不全、神経変性疾患、腹膜炎、肝がんといった多様な病気に対する治療効果があることがわかってきたということのようです。
その宮崎先生の話から養老先生の話へと移って、ケムシとチョウ、ウジムシとハエが同じ生き物だとはヘンではないですか、という方向へ。
確かに、完全変態の昆虫は、卵、幼虫、さなぎ、成虫となるわけだけれど。
話はどんどんと進んで、「ショウジョウバエにおける幼虫・蛹・成虫でのゲノム変化解析(宮崎先生)」にまで発展していますよ。
興味深い話がポンポンと飛び出してきて、引き込まれるように読みました。
とくに理科、科学に興味関心のある皆さんにおすすめ。
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さあ、実力テスト、ステップテスト、中間テスト。
中学生は忙しい。
3年生はとても忙しい。
とにかく大変なわけです。
そこを踏ん張って、耐え抜いて、頑張りとおして、やり遂げる。
何度も何度も繰り返すことによって、力はグングンついていきます。
がんばろう。
ファイトです♪
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