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きらめき進学ゼミ

[2023年9月30日]

粘り強く。

img1 うっすらと雲がかかった空。
秋が進んでいますか。
ヒガンバナは咲いているところとまだのところ。
周りの草が枯れてから咲くのかどうなのか。
まあ、そんな感じ。
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どうする、比叡山中学校受験。
小学6年生の秋になってから受験を検討されるケースがあります。
間に合いますか、と相談を受けることもあります。
その問い自体が受ける意志を持たれていると考えられるので、入試だから受けないことには分からないのですが、と。
合格の目安については、過去の入試データをもとに、比叡山中学校の入試説明会で説明されます。
その際に、入試関連の資料と共に昨年の入試問題が渡されています。
入試本番と同じ時間配分で実施して、自己採点してみるのがいいと思います。
そうしてみると、なかなか点数が取れない。
そこであわてて、さきほどの相談のような流れにもなってきます。
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まず、入試問題は2学期終了まであたりの学習内容から出題されます。
実は、そこまでで新しく学習する内容はほぼ終了しているはずなので、範囲としては入試までに間に合います。
ただし、入試までに充分な練習ができないので、出来るだけ早く取り組んでおく方がいいです。
次に、小学校のふだんのテストは分野別の単元テストであるのに対して、入試問題は概ね5、6年生の内容からまんべんなく出題されます。
これが厄介なところ。
5年生内容は忘れてしまっている可能性があります。
加えて、教科書に出てきた問題と似たものではなく、初めて目にするような形式のものに対面する場合が多いです。
それに対しては、塾の教材などで5年生の復習や、いろいろなパターンの問題を解いて、問題に取り組む姿勢を整えていく。
また、首都圏や京阪神のお受験型の中学入試問題のように難問奇問が出題されることはないのですが、教科書内容から一歩踏み込んだ応用レベルのものが出題されます。
算数がイメージしやすいので、たとえば、ということでよく出る内容をあげてみると。
分数計算が一通り。
足し算、引き算、四則混合計算など小数計算を含む、5、6年生内容。
単位量に関する内容。
平均、速さなど、5、6年生内容。
割合に関する内容、グラフを含む。
比、比例、反比例など。
図形に関する内容、5、6年内容を主体に小学生内容全般。
目新しいところでは、データ処理に関する問題、記述を含むなど。
以上、主だったところですが、年度によって出る、出ないは当然あるので、極端な予想や対策はしない方がいいですね。
おおよその合格ラインが説明会で話されることについては触れましたが、実際にはどう考えていけばいいのか。
いわゆる正答率の高いところを確実に得点する力をつけていくことです。
分かりやすいところが、算数の計算問題。
ここを完璧に。
全問正解で。
あとは、それぞれの大問の小問(1)を解けるように。
国語も漢字は完璧に。
記号選択問題や書き抜き問題を確実に。
作文に準じたものが出ることが多いので、慣れておく。
こうしたことで、6割程度は取れると思われます。
受験、入試は意志を強く持つことがとても大切です。
志を貫けるように粘り強く取り組んでいって下さい。
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