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きらめき進学ゼミ

[2025年4月23日]

小論文の勉強にも新聞や新書はおすすめ♪

img1 山の方がうっすらとベールに覆われて霧雨の水曜日。
田起こしの終わった田んぼにカラスやハトがやってきていますけど。
彼らが飛び去った後にカエルの合唱。
そろそろ田んぼに水が張られますか。
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経済紙朝刊。
見出しからいろいろ。
「公立高 併願可能に」「首相『単願制』の是正指示」
「コメ輸入拡大検討」「米国産無関税枠7万トン案」
「ドル、信頼揺らぐ」「円上昇、140円突破」
このように並べると、並べた順が重要度を示しているのかと勘違いしてしまうところですが、ただ、個人の関心と身近なところに関わるかもしれないかと並べたわけで。
紙面的には、一面トップの見出しは「トヨタ、商用車で世界連合」なのです。
まあ、経済紙ですから。
これが、「鳥取県境港市に水産庁移転」とかなると、かなりビックリしますが。
一極集中からの離脱と安全保障からの農林水産業への本気度が見えてくる。
そういうことを想定したらどうなるのだろうかと、春の読書後の余韻から思い浮かんで。
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「沈む祖国を救うには」/内田樹(うちだ・たつる)/マガジンハウス新書027/2025.3.27.
昨年の新聞や週刊誌に掲載された時評をまとめた内容。
それにしても、週刊誌はそこそこのお値段になってきましたから、新書版はまとめられていて便利でお得。
まあ、冷静に考えると、それくらいの価格設定にしないとやっていけないわけなのです。
今のコメ問題もそういうことなのだと思います。
「沈む祖国〜」には、一極集中や農業、教育などの問題があげられていて、最後の方には教育関係者、生徒に向けての実際の講演が載せられているので、中高生にも分かりやすいのでは。
内田さんのエッセイは、実は過去に滋賀県の県立高校の小論文の素材として使われている年、高校もありました。
小論文の題材は新聞や新書などから用いられることが多いので、意識して読んでみるのがいいと思います。
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