[2025年5月4日]
ザブン、ザブン。
今日もやってきました、カルガモのカップル。
彼らにとってのランチタイムなのか。
おそらく一日の流れになっているのかも、いや、一年の中での。
時計やカレンダーを見ているわけではないだろうに。
自然界の不思議。
連休、中学生の部活、練習や試合など。
中学1年生、本入部で先輩たちとの練習が始まって。
昨日も、様子を聞いたら、疲れました、と。
そりゃまあ、当然だろうと思います。
体格的にも、この時期、中学1年生と3年生では、小学6年生と高校1年生くらいの差があるでしょうから。
これが、ひと夏を越えると、1年生も部活に慣れてくる。
生活のリズムも整っていき、身体も成長していく。
よく食べて、よく体を動かして、よく眠る。
これが一番なのだろうと思います。
「思春期スパート」というらしい。
─── 人間は脳の成長が異様な速さで進みます。人間の赤ちゃんの脳は、ゴリラの赤ちゃんよりちょっと大きいぐらいで生まれ、その後1年間で2倍の大きさに脳が成長します。ゴリラは4歳で2倍になって脳の成長がストップしますが、人間は12歳から16歳ぐらいまで脳が成長し続けます。結果、摂取エネルギーの大半を脳の成長に回すことになります。成長期の人間の子どもは摂取エネルギーの45〜80%を脳の成長に費やしているのです。そして12歳から16歳で脳の成長がストップすると、今度はエネルギーを身体の成長に回すことができ、急速に身体が成長します。これが、人間のもう一つの不思議な時期である、思春期スパートなのです。───
「老いの思考法」山極寿一(やまぎわじゅいち)/文藝春秋/2025.3.27.
山極さんは、霊長類学者、人類学者。総合地球環境学研究所所長。2020年9月まで京都大学総長を務める。(奥付から抜粋)
オジサンの春読書、読みかけの本から。
書名から老いの予習だと思って手に取り読み始めましたが、霊長類学者、人類学者の山極さんならではの一般書で引き付けられました。
中身は老若男女、すべての世代、みなさんにとって身近なテーマ話題だろうと思います。
個人的には、山極さんの本からは、sympathy、共感、が伝わってきて。
それを周りに広げる現代的表現なら、いいね、推し、レコメンド、のような感じ♪