[2025年5月23日]
薄曇りの金曜日。
蒸し暑いですか。
初夏でしょうか(笑)
高校2年生からの相談事。
3年生での教科、科目選択。
文理選択は1年生にするので、その流れで2年生、3年生へと進みますから、それほど複雑な選択肢は出てきません。
しかし、高校やコースによって2、3年生で履修する教科の割り振りがいろいろなので、悩ましいケースも出てきます。
先日の中間テストの際にも、文系3年生男子が2年時に日本史を選択して、自動的に3年時は日本史探究に。
好きだから選んだと言っていた日本史が、覚えることが多くて大変、と嘆いていました。
今風男子なのか、がんばれよ、と叱咤激励していますけどね。
話は戻って、相談事の2年生も世界史か日本史か、で悩んでいました。
大河ドラマが好きらしいのですが、まあ、昔と今では違うだろうし、どうなんだろう、と。
カタカナ名前は覚えるのがどうも、と。
だいたい、相談をする段階で、もう自分の答えは出ていて、相手の返答の中に自分が納得できるところがあるのかどうか、ということでしょう。
また、大学入試のための特化した教科も3年時では選択可能です。
選択肢の中に芸術もある場合がよくありますか。
この2つの選択は、両極端なイメージ。
やると決めたら大学入試のための勉強を頑張る。
守りの姿勢でいくなら芸術選択もあり得る。
ここらあたりは、本人の気持ちが大きい。
いざ!
中学3年生は高校選択の話などがぼちぼち。
中学校では1回目の進路調査が行われているところもありますか。
また、保護者対象の進路説明会がある場合も。
塾なので、よく話題を振られるのが地元、比叡山高校に進学した場合の大学への指定校推薦について。
県内では比叡山高校や近江兄弟社などの伝統校は、一般入試でも有名大学に進学者を年々送り込んでいるので、それに伴って大学から指定校推薦の募集案内が戻ってくる。
実績に応じて割り振られる指定校推薦枠と、大学側の生徒獲得のための推薦枠が考えられるので、生徒本人、ご家庭がのぞまれるところがあるのか、また、その基準に成績が達しているのかが問われることになります。
だから、比叡山高校に進学すれば希望する大学に自動的に行けるというものではないわけで、自分の成績に合った大学を選択することはできるということなのです。
つまり、行きたい大学に行くためには、行きたい高校に入るための勉強と同じように勉強は続けていかなくてはならない。
生徒自身が能動的に動くことになる公立高校と違う点があるとすれば、受け身でも大学進学のための体制が整っていることです。