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きらめき進学ゼミ

[2025年9月13日]

個の時代の選択。

img1 どんよりと曇り空の土曜日。
雨が降ってきそうな感じはしませんが。
秋が少しずつ進んでいますか。
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この時期、塾には秋の中学高校のオープンスクールや説明会の案内物が届きます。
9月、10月、11月と毎週末はどこかの学校で入試関連の催し物が次々と。
チラシなど、中学校でも毎日のように配られているようで、生徒に配布物を入れるクリアファイルを何度か見せてもらったことがあるのですが、束になるくらいの分量。
そのようなことだから、目に留まるのはなかなか大変なのでしょうね。
だからまあ、中学校にもっていかれるのとは別に塾にも次々と。
生徒の志望校などを聞きながら、気になる学校のチラシなどを生徒やお迎えのお母様の手元に説明をしながらお渡ししています。
客観的な情報もお伝えしながらだから、プラスマイナスの要素、おすすめポイントや気になるところなども。
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この前は南草津の光泉カトリック中学高校の入試担当の先生が来られていろいろと。
さて、地元湖西方面から草津方面へと通う子どもたちがいるのかどうか。
塾の生徒の受験校、進学先から考えると…。
東の方へは立命館守山中学高校、草津東高校、玉川高校、湖南農業高校。
大津エリアでは、膳所高校、石山高校、東大津高校、大津高校、大津商業高校、瀬田工業高校、堅田高校、北大津高校。
京都方面、まず、大谷高校、まあ、とにかく併願受験、宣伝を頼まれているわけでもないのですけど、まあ、世の風のウワサの広がりのようで。
あとは、いろいろ、東山高校、京都女子高校、京都成章高校、ノートルダム女学院中学高校…、など。
県内私立は、やはり地元、比叡山中学高校への進学を考える人が多いとは思いますが、今の時代は一人ひとりの時代なので、選択の幅がグーンと広がってきていますね。
中学3年生とお母様と話をしていても、もう様々です。
そこで、受験校、とくに併願校として静かに意識しておかなければならないことは、万が一通うことになったら、という点。
人気の県立高校、膳所、石山、大津、草津東などは1.5倍ほどの高倍率になるのはよくあることですから。
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先日の光泉カトリック中学高校の先生の話から入試情報で気になるところをいくつか。
入学者400人ほどの半数が専願受験、残り半数が併願受験で、専願受験者が多くなった。
専願が一定数あるのは、私学助成金の利用が大きいのでは、と。
次に全日制併設の「通信制課程」の開設。2026年4月から。
この通信制、おとなり京都でも京都文教大学附属宇治高校が来春開校。
中学3年生の保護者対象の進路説明会などで説明される資料、進路のしおりを見せてもらったことがありますが、昔は見られなかった通信制高校への進学者の数が顕著になってきています。
通信制高校についてはいろいろな捉え方があるのでしょうが、学校に通えないケースの中での選択の一つとなっているのでしよう。
光泉高校の先生の話では、例年一割の生徒が不登校など、通学出来なくなっている。
どこの学校でも一定の割合であるのでしょうが、理由の一つとして、不本意入学を挙げられていました。
これは、以前からあることで、併願受験生が入学後にどのように学校で過ごしていくかは生徒学校、両者ともの課題でした。
そのおさまりどころとして「通信制」を開設されるということのようです。
県内私立高校では、近江兄弟社高校に以前から「単位制」コースがあって、不登校の生徒の受け入れに柔軟に対応されています。
不登校については、先週の9月6日(土)の日本経済新聞の社会面39面に文科省関連記事として「ギフテッド」教育のことが載っていました。
記事の文科省資料から作成された図表では、小学校1クラス(35)人のイメージとして、特異な才能をもつ子が0.8人、不登校が0.7人、不登校傾向が4.1人、などとして示されています。
個の時代に、光泉高校の「通信制」も今に合った学習スタイルの一つになっていくのではないかと思います。
なお、近江兄弟社高校の「単位制」コース、光泉高校の「通信制」課程は、定員枠があり募集要項の案内と共に募集はスタートして、学習相談により入学への道案内がされていきます。
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