[2025年9月27日]
秋晴れの土曜日。
青空に強い日差し。
暑くなってきましたか。
田んぼのあぜには、彼岸花があちらこちらで咲いています。
まだまだここから賑わいそう。
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「新研究」問題。
新研究の中身の問題は昨日少し触れましたが、そもそも「新研究」を持っているのかいないのか、ということになってきました。
昔は、ほとんどの場合、中学3年生は受験まとめ教材として学校専用教材を扱う書店の移動販売で購入していました。
それが、今では希望者購入の色合いが強くなってきていて、持っていない3年生も多いようです。
ひとつは教科書ではないので、自己負担であること。
教科書があるからいいじゃないかということではなく、実際問題、高校が義務教育のようにもなり高校入試制度があるわけなのだから、「新研究」のような受験用教材は生徒全員が持てたらいいのではないか。
ここはひとつ、かなり細かいことですが、高校授業料無償化の前に行政に取り組んでいただきたい課題じゃないかと思います。
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そして、「新研究」中身から来る取り扱い方と学力の二極化問題。
つまり、せっかく手にしても、わからない問題や解けない問題があるのでは、購入しても仕方がないのではないか。
ここは、「赤本」、高校入試問題の過去5年間の問題集を例に出すと現実的な問題がくっきりと見えるように思います。
そろそろ「赤本」を買って、早速、入試問題を解いてみる。
すると、今まだ習っていないところの問題も含まれてもいるので、解けない、時間が足らない、点数をつけたらえらいことになっている。
どうする(@ ̄□ ̄@;)!!
また別の視点から、学校の「実力テスト」、塾の「模擬テスト」。
こちらは、「赤本」の過去問じゃないから、習った範囲からの出題なので、そこそこの点数が取れるのではないだろうか、と思っていたら、なかなかうまい具合に行かない。
それはまあそうで、問題のレベルはすでに習った範囲ではあるとしても実際の高校入試問題レベル、まあ、高校入試の予行演習なのです。
そのようなことを含めて、まとめてあるのが「新研究」で、忘れた、わからない、出来ない、と言った場合に(数理社など)基礎基本が確認、点検できるのが一項目4ページ構成の最初の見開き2ページ。
ここで、勉強があまり好きじゃなくても、やる気になればなんとか説明を見ながらやり直しができる。
3ページ目が練習問題Aレベルで、ここまでが理解できていれば、実力テストなどでは基本レベルの問題が得点できるのではないかと思います。
そして、4ページ目がいわゆる思考力判断力表現力のようなところで、そのような意味が通じないような言葉ではなくて端的に言えば、応用発展問題なのです。
ここが難しい。
県立高校の進学校、膳所、石山や比叡山高校クレストなどを考える受験生は完璧に解けるようにしておきたいレベルのところ。
割り切って使われている中学校もあって、比叡山中は確認問題とA問題までが必修、B問題が任意課題のような設定になっているようです。
今回の県立高校入試から、全員が5教科入試を受けることになりました。
それを考えると、「新研究」のA問題は基本だから、というとらえ方で受験勉強をしていくのがやりやすいのではないかと思います。
「新研究」が無いという3年生は、学校で相談してみると手に入ると思います。
また、塾では、「新研究」は入手できないので、同様の受験教材をいろいろと用意して、一人ひとりに合ったもので勉強しもらえるように対処しています。
家庭学習では「新研究」に加えて、進学校受験を考える場合は全国の高校入試問題集で実戦力をつける。
塾の授業、指導では、まだ習っていないところの学習内容と実戦問題に取り組んでいきます。
勉強の秋、またまだここからです。
はりきってまいりましょう。
いくよ〜♪