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きらめき進学ゼミ

[2014年5月20日]

ゆめちから

img1 早寝、早起き、朝ごはん。
みなさんの朝食はパンとご飯のどちらでしょうか。
パンの場合は食パン、ロールパン、ベーグル、いろいろありますね。
でも、食パンが一番多いでしょうか。
パンの原料は小麦。
そのほとんどは海外からの輸入に頼っています。
パン用小麦に占める国産比率は3%。
それにしても低いですね。
専門紙によると北海道で国産小麦「ゆめちから」の作付面積が昨年の2倍に達したとのことです。
大手の製パン会社が自給率向上を狙って原料に採用したことで需要が一気に高まったようで、新製品のパンはもっちり感としっとり感が増しているそうです。
パンに欠かせないグルテンを作るたんぱく質を多く含み「日本の風土でパン用小麦を作るのは困難」という常識を覆したと言うくらいですから「ゆめちから」というネーミングはぴったりですね。
日本の食料自給率は約40%。
国際価格の高騰や海外産地の供給不足を考えると国産小麦に期待がかかるのは当然。
今のところ原料価格は「ゆめちから」が輸入小麦より5割近く高いそうですから、原料に占める比率をどの程度まで上げていけるかが課題です。
小麦の国際市場ではウクライナ情勢の影響から価格上昇や供給不安が進みました。
果敢にチャレンジする企業と農家。
負けてはいられませんね。
明日は「ゆめちから」を求めにスーパーへ。
ガンバレ、ニッポン。
さあ、みなさん一緒に頑張っていきましょう。