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きらめき進学ゼミ

[2014年6月20日]

積み上げるのだ

img1 いい天気。
暑かった、今日も。
さすがにお天道様も暑かったのか一雨来ました。
今日の朝刊は大学入試の話。
大学入試センター試験に代わる「達成度テスト(仮称)」のあり方を審議する中央教育審議会(中教審)の高大接続特別部会の素案から。
おじいさん、おばあさんの世代の大学入試は私立大、国公立大の一期校、二期校と日程が分かれる大学別の入試でした。
その後、私立大の推薦入試が広まり、共通一次試験利用の国公立大入試を経て、現在のセンター試験利用の入試になりました。
私立大もセンター試験を利用するところが増えて、大学入試の骨格になっていました。
しかし、現在では大学進学者の半数はAO入試や推薦入試などを利用し、センター試験、一般入試は中堅大、難関大受験者というようにすみわけされていく傾向にあります。
中教審の考える「達成度テスト」は高校段階の基礎学力の定着度をはかる「基礎」と、大学教育を受ける能力を判定する「発展」の2つのレベルがあります。
「発展」が現行のセンター試験に代わる共通テスト、「基礎」はAO入試、推薦入試への活用を想定しているようです。
新試験「発展」は2021年春入学からの計画らしく、もしその通りに進むと現在の小学6年生からが対象になります。
その「発展」の内容が気になるところですが、現行試験の6教科29科目の出題形式の見直しを検討しているとのこと。
素案の中身はどうも最近の流れに沿うような動きですね。
小6、中3で毎年実施の全国学力調査。
全国で大幅に増えた県立中高一貫校の教科複合型の適性検査。
公立高校の前期試験、滋賀でいうと文系、理系、小論文の特色選抜入試。
出所は何かと話題になるOECDのPISAからきているのでしょう。
新試験「発展」では、知識・技能の活用力を測るため、教科の枠組みにとらわれない「総合型」や複数の教科・科目にまたがって出題する「合教科・科目型」の問題の採用を考えているようです。
さあ、その入試に向かっていく小学生のみなさん。
学力というものはレンジでチンして出来上がりというものではありません。
将来を見据えて毎日コツコツと積み上げていくのが学力です。
頑張りましょう。
さて、日吉中のみなさん、切磋琢磨していますか。
明日、あさって、土日を有効活用してくださいね。
きらめき進学ゼミのテスト対策を上手に利用してください。