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きらめき進学ゼミ

[2014年6月22日]

積み重ねで強くなる

img1 午前中はポツポツと降りましたが、午後からは晴れ。
このまま夏へ一直線でしょうか。
新聞を見ると部活動など学校で熱中症をおこす子どもが年々増えているとのこと。
日本スポーツ振興センターというところが毎年調べているのですが、ヒートアイランド現象や地球温暖化による影響のほか、熱中症への意識が高まり、診察を受けるケースが増えたこともその原因らしいです。
気温が高いほど危険性は高まるが、低くても湿度が高いと危ないので、湿度の高い梅雨の時期は注意が必要とのこと。
体育系の部活組は直射日光での長時間の運動を避け、休憩を頻繁に入れ、こまめに水分補給するなどの対策をしてくださいね。
次は社会の教科書でもおなじみの富岡製糸場が世界文化遺産に登録の記事。
1872年に官営工場として創業開始。
全国から工員が集まり、学んだ技術を各地に伝えました。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が正式名称です。
富岡製糸場、近代養蚕農家の原型「田島弥平旧宅」、養蚕教育機関「高山社跡」、蚕の卵の貯蔵施設「荒船風穴」の計4資産の構成です。
人生の先輩方も新しい技術を勉強していたのですね。
その後、富岡製糸場は1987年に操業停止しました。
この世界遺産登録の影の立役者は操業停止後も18年間管理し続けた民間企業。
「売らない、貸さない、壊さない」の3原則を掲げて維持管理に努めたそうです。
頭が下がりますね。
さて、テスト勉強中のみなさんも、なぜ歴史を学ぶのか、よく考えて勉強すると勉強することの大切さや楽しさが分かってくるはずです。
昔の地図には桑畑の地図記号がよく見られたのに、今は果樹園の地図記号になっているところがみられます。
今はどのようなものが栽培されているのでしょうか。
また、なぜそのようなものが栽培されているのでしょう。
熱中症予防の吸湿性や通気性のよい素材とはどのようなものでしょうか。
あなたが身に着けているものはどこで作られているのでしょうか。
それはなぜなのでしょう。
資源の少ない日本が世界で活躍できる理由は何でしょう。
今、勉強していることはすぐには役立たないかもしれませんが、勉強は積み重ねです。
その積み重ねがニッポンを強くしていっているのですから。
さあ、みなさん頑張って勉強しましょう。