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きらめき進学ゼミ

[2014年8月2日]

きちんと食べよう、朝ご飯!

img1 日本の輸入の増加が止まらないようです。
財務省の統計によると1〜6月の日本全体の輸入額は42兆6500億円で過去最高とのこと。
今年の日本の国家予算は約96兆円、その出所の歳入は税収、つまり税金が約50兆円、公債金、つまり借金が約40兆円です。
これ自体が問題であることは中学3年生の社会の授業でも学習するのですが、輸入額が国の借金より多くなり、国民が負担する税金とかわらないくらい額になってきたということは、またもうひとつの問題点です。
日本が「輸出大国」から「輸入大国」に変わりつつあるわけですよね。
東京の築地が発祥の牛丼屋さんが牛丼に使うタマネギの約9割が中国などの海外産だそうで、店舗数が増えるにつれて食材の安定調達に輸入品が欠かせなくなったそうです。
それなら、店舗数を増やさなくてもいいじゃないか。
「増やす」、「減らす」、「現状維持」と選択肢があるわけです。
小中高生のみなさんなら、どうしますか。
この問題は、小学生にはちょっと難しいか、でも考えてみてほしい。
中学生ならなんとか考えてくれるだろうかな。
高校生はちゃんと真正面から問題を受け止めて進路を考えていってほしい。
この「考える」という作業が、この後立ち向かうかもしれない困難を乗り越えるためには必要なのです。
その頭の訓練が勉強ですね。
塾は子どもたちが成績を上げるため、志望校に合格するために来てもらうわけです。
その根底にあるのは勉強することの大切さを分かってもらうことですね。
さて、今日の写真は何でしょうか。
これは、駐車場に生えていましたね。
小学生の理科で出てきます。
葉はショウリョウバッタの好物で、このバッタをアマガエルが食べる。
食物連鎖ですね。
見るからに食べられそうです。
江戸より昔の大飢饉のときは食べていたかもしれない。
その飢饉のときは「ひえ」とか「あわ」を食べていたそうですが、その「あわ」の親戚らしい。
じっくり観察しても明らかに単子葉、イネ科ですからね。
でも、先日は坂本駅の最澄さんの像の近くの公園の道脇に生えるこの集団が除草されていた。
「ネコジャラシ」、これは正しい名前ではありません、正解は「エノコログサ」。
入試問題にも時折登場するので覚えておきましょう。
さあ、ニッポン人は自給率ほぼ100%のおいしいお米をいただき、頑張って勉強しましょう。
お米の栄養分、糖が脳のエネルギー源ですから。
がんばれ、みんな。
がんばれ、ニッポン。