パソコン版を見る

きらめき進学ゼミ

[2014年8月3日]

米、塩、味噌があればいい、とおじさんが…。

img1 午後から暗くなってきたなあ、と思っていたら、一雨来ました。
67、72、96。
さて、この数字は何でしょう。
テストの点数なら、上り調子でいい感じ。
この夏休み、頑張ったら2学期以降、点数アップも夢じゃないですよ。
ぜひ、夏期講習へ。
ちょっぴり、CMでした。
では、何なのこの数字。
実は、中学生が使っている地理の教科書に世界の人口は約67億人(2008年)と載っています。
これが、国連によると、世界の人口は2014年が72億人、2050年には96億人に増えるそうです。
日本の人口は減っていくのに、世界の人口は増えていく。
我が国がたどってきた道を追い越す勢いで新興国が豊かになっていく。
これまでは食料問題は克服してきたが、このあとも乗り越えていかなければならない。
ニッポンだけの問題じゃなくなっています。
農家の平均年齢は66.5歳、耕作放棄地は滋賀県の面積。
こんなところで、滋賀県が登場しなくてもいいのに。
地元だから滋賀県が広いことは分かるけれど、ニッポン全国のみなさんは滋賀県の広さを分かってくれているだろうか。
この前、新潟に行ったとき、居酒屋の女将さんに、滋賀から来た、と言うと驚かれました。
どうやってきたのか、とも聞かれましたね。
みなさんなら、どのようにして新潟に行きますか。
今や日本人の4人に1人は東京50km圏に、8人に1人は大阪50km圏に、14人に1人が名古屋50km圏に住んでいます。
ちなみに、みなさん、そして私も住んでいる大津は大阪を中心に半径50kmの円を描くと円周のやや内側に入ります。
したがって、キミたちのお父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、近所のおっちゃんも大阪に通勤、通学されている人がいるわけですね。
話がずれましたが、新潟の方には、最初、新幹線を使って東京周りで来たと思われました。
東京だけがニッポンじゃないよ、ということで、正解は毎日、頭上の湖西線を走っている「サンダーバード」で金沢まで、その後「北越」で新潟へ。
本筋にもどって、やはり、ところ変われば、滋賀県の広さまでは伝わりませんね。
滋賀も湖東の方では大豆や麦など転作地が多く見られますが、滋賀の3倍の面積の新潟は減反にかなり苦労されたようです。
実った稲まで刈って減反していたそうですから。
ニッポンの食を考えるのも消費者われわれの役割ですね。
自前のナスとキュウリの糠漬け、福井の梅干、仰木の卵、雄琴の豆腐、草津のほうれん草、堅田の佃煮。
そして、炊き立ての白ごはん。
あっ、そうそう、みそ汁はどこの味噌にしようかなあ。
img2