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きらめき進学ゼミ

[2015年11月8日]

久しぶりによく降ります( ;∀;)

img1 昨夜から降り出して、今日は雨の一日。
週半ばに、新聞を読んでいたら、坂本、穴太に古墳7基が確認された、との記事。
グラウンド造成に伴う発掘調査によるものです。
そう、比叡山高校のグラウンド予定地ですね。
一帯は「穴太野添古墳群」(あのうのぞえこふんぐん)と呼ばれるもので、6世紀前半〜7世紀前半の円墳とみられる約150基があり、過去1969年から24基の発掘調査が進められてきました。
そのあとは、現在も山手に古墳公園として残っています。
坂本から錦織にかけての地域には、古墳時代後期の古墳群が多くみられ、その数は1000基を超えるともいわれています。
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昨日の教育委員会の現地説明会には、多くのみなさんが参加されていましたよ。
たまたま、同じ日程で京都、長岡京でも遺跡の現地説明会があったようで、市教委の担当の方は参加人数を気にされていましたが…、多かった(^^♪
大津は京都、奈良に次いで、遺跡の数が多いらしいですね。
円墳というくらいで、どんぶりにご飯を入れてひっくり返して盛ったような形をしているわけですから、周囲から見たら分かるはずなのに、分からなかった…。
なぜかというと、後世、江戸時代と説明されたかなあ…、田や畑にするために削られてならされたからだとか。
ところが、造成のために掘っているうちに何か所かで大きな石にぶちあたって、今回の発掘に至ったのだそうです。
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土器や古墳も見たかったのですが、お目当ては、大津市の古墳で初めて出土した銀製のU
字形かんざし。
発掘したすぐは、まさに銀色だったそうですが、見せてもらった時には、残念ながら…、酸化していて黒っぽくなっていました。
遺体を納めた玄室やカマド、カマ、ナベ、コシキのミニチュアの炊飯具などの副葬品の状況から、渡来人の人々の墓とみられるとのことです。
説明担当の人の話も、責任者の方の話も分かりやすかったから、ぜひ、地元の子どもたちにも現地説明会、勉強会をしてもらえたらなあ♪
めったにないことなので、よろしくお願いします。
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