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きらめき進学ゼミ

[2016年1月16日]

おたおたせずに、どっしりと構えて勉強するのだ!

img1 県内私立高校の出願が昨日締め切られ、出願状況が発表されました。
お父さん、お母さんの頃とは状況が変わってきています。
その1、新設の高校が出来たこと。
立命館守山高校が守山市立女子高校を吸収。
本家の立命館高校は京都の北大路から深草に移転後、一昨年長岡京に再移転。
宇治高校を吸収した立命館宇治高校と合わせて、京都府、滋賀県に立命館ブランドの高校が3校存在することになります。
その中でも、交通、環境、倍率などの点から立命館守山高校は人気があり、県内の生徒と変わらないくらいの人数の県外の生徒がいます。
光泉高校も30年ほど前にできたので、比較的新しい高校ですね。
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その2、専願率が高くなってきたこと。
もともと、立命館守山高校は、その傾向が強いですが、専願志向の強い大阪、京都から滋賀への転入者が多いことや、少子化から子どもにかける教育費が集中できることなど、専願受験者が増える傾向にあります。
その3、綾羽高校の定時制の人気が高いこと。
多様なコースで、高校卒業後の就職の後押しをするところが人気でしょうか。
定時制人気と併願校としても受験しやすいところから、全日制でも人気があります。
その4、一方、昔からの伝統校、比叡山高校などは、コースの変更などありましたが、それほど、大きな変化はありません。
女子校から共学化した滋賀短大附属は着実に安定した人気が続いています。
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さて、気になるのが倍率です。
発表されている倍率は専願受験者と併願受験者の合計で計算されているので、現実的ではありません。
専願受験者が全員合格すると仮定すれば、募集定員からその人数を引いた数に併願受験者が集中することになります。
併願受験者は県立高校に合格すれば、私立には流れませんから、私立高校は合格できなかった生徒が戻ってくる率、歩留まりを考えて、併願受験の合格者を出します。
したがって、だいたい10倍近い数の合格者を出すことになります。
そうすると、実質倍率は、1.1倍までいくことは珍しく、限りなく1.0倍に近い数になります。
だから、受験生は、倍率で悩んでいるよりも、勉強しなさい!
普通に、まじめに、いつも通りに受験したら合格しますから♪
写真は、北野天満宮の風景。
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