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きらめき進学ゼミ

[2016年2月23日]

曇り空を見上げると、春…、晴れ間の足元にも、春♪

img1 曇り模様でしたが晴れてきました。
少し前の新聞記事で文化庁の文化審議会が常用漢字の「とめ」「はね」の差異に正誤はないとする指針案をまとめたとあったので、なるほどなあ、と思っていたら、早速もう入試に反映されているのだとか。
今日の新聞記事によると昨日の大阪府の公立高校入試では、漢字書き取り問題で、「はねる」「とめる」などの細かい間違いを厳格に問わず、正解に含めるとする採点基準を示したとのこと。
実際の入試問題では、「練」のいとへんの下部を点で表記、「東」の縦線の書き終わりをはねる、などを正解とする許容例を採点基準に明記したそうです。
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では、滋賀県の入試ではどうなるのでしょうか。
県教委から発表される採点基準は、正答例として出されています。
採点の現場にいると仮定して考えると、いくつかのことは想像できます。
県立高校を受験する生徒の学力層は高校によって分かれます。
だから、受験者全体の平均点も高校別に分かれます。
あるひとつの高校を受ける生徒の学力層はそれほど大きな開きはありませんから、その高校の中で統一された基準なら問題はありません。
つまり、高校ごとに採点基準があることになります。
たとえば、進学校では漢字で書くべき語句、社会の用語などは漢字で書かずに平仮名で書くと、用語を理解していないとして、×にされるでしょう。
しかし、進学校ではない高校では、仮名混じりでも平仮名でも、用語を理解しているとして、〇にされるでしょう。
したがって、国語の漢字の書き取りでも、ある程度の許容範囲の中で高校ごとに基準を設けて採点されているのではないでしょうか。
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さあ、3月の入試が近づいてきた中学3年生のみなさん。
入試で大切なことは、丁寧な字で書くこと。
字は下手でもいいから、採点者の気持ちになって、雑にならないようにしてください。
そうすれば、それほど神経質にならずに答案は出来上がるはずですから。
今から入試までの勉強は難問奇問を解くことに時間を費やすのではなく、今まで学習してきたことをまとめていくつもりで基本に忠実な勉強、地に足の着いた勉強を続けてください。
理科や社会の用語がちゃんと書けるようにすることなども、大切だよ!
ガンバレ♪
写真は…、春はすぐそこまで来ているよ♪
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