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きらめき進学ゼミ

[2016年4月29日]

まず、知識から…、そして、どうしてなんだろう、と考えて♪

img1 風がキツイですよ。
晴れたり曇ったりの金曜日、昭和の日です。
昭和は一時期、迷路に迷い込んだような困った時代、戦争がありました。
その後、一気に上昇。
先進国の中でも優等生になりました。
そして、平成に入ってからは、勢いが止まったようで…。
下りのらせん階段の途中、総理が変わって、総裁も変わって、一時、灯りがともったような気配がしましたが、富裕層だけが太ったようなことになって、世の中がまぶしいほどに明るくなったというところまではきていません。
日銀総裁が何とかしようとしているけれど、なかなか簡単に世の中は思い通りには動かないようです。
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グローバル化が加速するにつれて、日本だけで物事は解決できなくなっています。
国民一人当たりのGDPはOECD34か国中20位になってしまいました。
さあ、どうしたらよいの、と。
新しい法律の下に、オーストラリアに潜水艦を売り込もうとして、フランスに負けちゃいました。
その前は、インドネシアでの新幹線の売り込みで中国に負けて…。
負けているばかりじゃなくて、インドとはうまくいっているみたいですけど。
潜水艦も新幹線も日本の技術がダントツで、フランスや中国よりもいい。
それなのに選ばれなかった。
スマホなんて、ソニーがもっと突っ走っていいかもしれないけれど、サムスンやアップルにはかなわない。
いいもの、高機能なものが売れる場合もあるけれど、それが選択の優先順位じゃない場合がある、ということです。
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アメリカやヨーロッパの先進国を追いかけて、追いついて…、ニッポンはスゴイ!
それを見習って、NIES、中国が追っかけてきて、追い越されて…、なんとかしようと踏ん張っているのが今のニッポンの現状です。
つまり、入ってくる情報や知識は大切だけれども、それだけでは、もう勝てない。
だから、思考する力が必要になってくる、判断力、表現力…、他国と交渉する力も必要になってくる。
そこをなんとかしようじゃないかと、文句を言われながら走っているのが、試行錯誤中の大学入試改革です。
さあ、よい子のみなさん、これからの時代、押し寄せる変化の波に、あわてずに、落ち着いて、乗っていきましょう。
写真は、旧三菱金属大阪精錬所跡地。
平成元年に至るまで、約100年にわたって、金、銀、銅などの非鉄金属の精錬が行われていたそうです。
この説明に使われている銅板は、銅精錬の過程で溶解炉から出た銅を型に流し込み、電解陽極板用に鋳造されたもの。
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