[2017年5月11日]
中学生が志望校を決める上での大きな要素は内申点です。その内申点が実力に見合ったものでないならば、当日点が取れず不合格となる可能性は高くなります。中学校としても不合格はできるだけ出したくないでしょうから、内申点と実力のかい離はできるだけ小さくしたいでしょう。
かい離を小さくするには、内申点に見合った実力をつけさせるか、もしくは実力に見合った内申点にすることが考えられます。
実力をつけるといっても、簡単なことではありません。がんばっても実力がつかない生徒がいるのも現実です。しかも、入試問題で何点取れるのかは教科書内容が終わる1月や2月にしかわかりません。実力が足りなかった場合、残された時間はかなり少ない。
となれば、実力に見合った内申点をつけることはある意味自然なことかもしれません。3年生で学習した内容だけを出題するなら、しっかり準備(テスト勉強)をすれば高得点を取ることは可能です。高得点をとったならそれなりの内申点をつけなくてはなりません(90点を取って内申が3とかはかなり無理があります)。
しかし、3年での学習内容+1・2年の復習といったテスト範囲になるとテスト週間だけで準備をすることはなかなか大変です。定期テストの点数がより実力テストの点数に近づくことになります。
内申点も重視する愛知の入試が変わらない限り、3年生の定期テストがより実力テストに近づくという流れは今後も変わらないと思います。
では、どうすればいいのでしょうか?
1・2年生の内容は1・2年生のときに仕上げておくべきだと思います。