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三田学院

[2016年7月5日]

恐怖の中3『三者面談』(進路面談)

小学校で多い『保護者面談』は、中学校では生徒を交えた『三者面談』となるのが一般的です。

この『三者面談』は、そもそも保護者、生徒、担任の考えや意見をを互いに共有することが主な目的です。

しかし、中3になると進路相談の場としての役割が色濃くなります。特に11月に実施される『三者面談』は別名『進路面談』と呼ばれ、実質的に受験する高校を絞り込む最終的な場となります。

生徒と保護者が進路について具体的な計画を持たずに望むと、担任から思いもよらない高校を勧められて動揺するといったことになりかねません。

また、『面談』の場で志望校をめぐって親子喧嘩が始まるなどということも良くある話です。

さらに、『面談』が不調に終わると、生徒が家出や非行に走ったり、家庭内暴力や自殺(自殺未遂)に発展するケースもあります。

『三者面談』を無事に乗り切る秘訣は以下の通りです。

?生徒の学力を正確に測定し把握する(中1から模擬試験を定期的に受けておく)
?学力測定結果をもとに受験予定校をリストアップする(中1から始める)
?受験予定校の学校説明会に参加する(中2までにすべて終え、中3は絞り込んだ学校の最終確認)
?生徒と保護者の希望を共有する(できれば一致するのが望ましい)
?推薦、併願優遇、前期・後期(二次)など、高校受験の仕組みを、生徒と保護者ともによく理解する
?7月の『三者面談』で受験予定校(併願パターン)の計画を担任に提示して見解をもらう
?できれば7月の『三者面談』で、推薦を(どの学校なら)受けられるか、あるいは受けられないか確認する
?11月の『三者面談』(進路面談)は、最終計画を提示して、できればその場で最終合意する

ご参考ください。