パソコン版を見る

三田学院

[2016年7月30日]

大学へ行きたいなら「オール4」を死守!

大学に行きたいなら、中学で「オール4」を死守しよう!

そして、国公立大学を目指すなら、中学で「オール5」を目指そう!

*中学でと書いたのは、高校の通知表は高校によってバラツキが大きく、まったく比較にならないからです。ボンクラ高校の「4」と名門進学校の「4」(7−8)では雲泥の差があります。ボンクラ高校で「4」が取れる生徒がもし名門進学校へ行った場合、「赤点」もしくは「落第」もありだからだ。

ほぼ全員が高校に進学でき、希望者はほぼ洩れなく大学に進める時代になると、勉強をする目的や目標が、かえって見えずらくなる。

大学に進学することが勉強することの理由にはならないかもしれないが、勉強ができないと入れる大学が限られることくらいは理解できるであろう。

中学で「オール4」くらいが取れないと、入学選抜が機能しているような大学へ進むことは難しい。名前を書けば合格するような大学を卒業して、世間で大卒として扱ってもらえるような時代ではない。

就職の際に「学歴不問」と書かれた求人に応募しないと内定がもらえないということになりかねない。

ずいぶん昔は大卒が応募可能な「学歴不問」の求人とは、「名門大学でなくても応募できるよ」という意味であったが、現在は「大卒も高卒と同じ扱いで良ければ受けてかまいませんよ」という意味だと考えた方が無難だ。

グローバル化が進む現在、日本人だからというだけで豊かな暮らしは保障されなくなった。

まずは体力勝負の仕事から、もはや日本人を雇う必然性がなくなっている。いつ外国人労働者に職を奪われてもおかしくない時代なのだ。製造業の現場、建設業の現場、飲食や販売業の現場がそうだ。

知的な仕事も安泰ではない。システム開発などは海外に発注した方が安くて高品質だったりする。医薬品の研究開発などもほぼ国境がなくなりつつある。目に見えない外国人に職を奪われているのだ。

今現在においては存在する仕事の半分程度が、次世代(わが子世代)では失われているだろうと言われている。

普通でいいです!
努力なんてしたくありません!できません!
退学・落第にならなければOKです!

そんな呑気なことを言っていられる時代ではないのだ。

勉強ができる環境はほぼみんな整っている。より難易度の高い大学に進学することは、100%とは言えなくても、あなたの暮らしにプラスに作用する。つける仕事の幅が広がり、機会も増えるからだ。

「オール4未満」では、人並みの暮らしができる可能性がドンドン下がってきている。

「オール3」や「一部に4あり」程度で満足している場合ではないのだ。

まずは「オール4」、そして最終的には「オール5」を目指して『猛勉強』しよう。

『絶対評価』で、親世代より遥かに簡単になっているのだから。