[2016年8月19日]
「デキる子」だと思うな、「ノビる子」だと思え!
一億総教育評論家の時代だ。根拠のない教育論は掃いて捨てるほどある。
「(ヤレば)デキる子」というのは、リスクのある考え方だ。
・今の成績は「仮の姿」だと考える「ナルシスト」だ。
・ヤレばデキるのだから「イザとなってからヤレば良い」になる。
・本当はデキると思っているから、学校・教師・塾などに「責任転嫁」したくなる。
「(ヤレば)ノビる子」というのは、可能性のある考え方だ。
・今の成績を今の「真の姿」だと分かっている「リアリスト」だ。
・ヤレばノビるのだったら、ヤッテみようという気になれる。
・同じ学校や塾に、もっと良い結果を出している人がいるのだから、「自己責任」であることを分かっている。
ヤレば「デキる子」だと思うな、ヤレば「ノビる子」だと思え!
同じように見えて、「ヤレばデキる子」と「ヤレばノビる子」は『似て非なるもの』(孟子)だ。
人の脳は、自分の能力(学力)を「実際より高く評価したがる」ものだ。自制が利かず自省できない人ほど、妄想が大きくなり、その妄想からから脱出できない。
いつまで「仮の姿」のままでいるつもりなのか。
その「仮の姿」こそ、今のあなたのデキなのだ。