[2017年1月24日]
作文の桜修館という印象を持つ方が多い。しかし、入試の観点からは明らかな誤りだ。桜修館の合格判定の方法は以下の通りだ。
報告書:300点
適性?:200点
適性?:500点
適性検査?(作文)の合格判定に占める比率は20%だ。むしろ適性検査?の比率が50%と、23区内の都立中では突出して高い。
つまり、適性検査?の出来具合で勝負が決まるということだ。
桜修館は適性検査?(作文)の出題傾向に特徴があり、他の都立中とは大きく違う。共同問題からすると、かなりかけ離れている。これが作文の桜修館と言う印象を与えるのであろう。
しかし、繰り返しになるが、桜修館では適性検査?(作文)の合格判定に占める比率が低い。適性検査?(作文)の対策に気を取られていると合格がおぼつかない。
一見難問に見える桜修館の適性検査?(作文)だが、課題文を踏まえるタイプの共同問題などと比べると、むしろ条件が緩やかで書きやすいことに気づくであろう。共同問題に比べると、適性検査?(作文)で大きく失敗するリスクが小さいのだ。
間違えてはいけない。桜修館に合格したければ、素点が5倍になる適性検査?(算数、社会、理科)で勝たなければならないのだ。
これは、「桜修館は文系の学生が欲しいのではない」と言う桜修館の入試担当教員の説明とも整合的だ。
比率が低い適性検査?(作文)は負けないようにすればよいのだ。