[2017年6月6日]
矢継ぎ早に改革を繰り出す白鴎。この中でも適性検査?の追加は最も気になるニュースだ。
詳細は東京都のホームページに正式にアップされることになりそうだが、すでに確定のようだ。
白鴎を志望校として準備してきた受検生には、「寝耳に水」だったのではないだろうか。両国との住み分けはどうなるのだろうか。
共同問題化後の3年間、23区内の都立中+九段の中では、白鴎と桜修館の2校のみが2科型を維持してきた。白鴎が3科型に移れば、2科型で残るのは桜修館のみとなる。今のところ桜修館に動く気配はない。しかし1校だけ2科型を堅持し続けるのだろうか。
果たして来春の勢力地図はどうなるのだろうか。適性作文を得意とする受検生に人気のあった白鴎と桜修館。3科型で算数の比重が高まると、受検生離れを起こすリスクもある。しかし、大学進学実績、特に国公立大学の進学実績を意識すれば、他の都立中などに負けないように、算数が得意な生徒を選別するしかないのか。
・適性作文は、合格作文が書けて当たり前。
・適性算数は、受験算数完璧が当たり前。
来春の都立中入試は白鴎が「台風の目」となりそうだ。