[2018年1月7日]
いよいよ受験シーズンに突入する。
〇1月10日:埼玉県私立中学入試開始
〇1月20日:千葉県私立中学入試開始
□1月22日:私立高校推薦入試
□1月26日:都立高校推薦入試
〇2月01日:東京都私立中学入試開始
〇2月03日:東京都公立中高一貫入試
□2月10日:私立高校学力検査開始
□2月24日:都立高校学力検査
〇:中学入試
□:高校入試
今年の2月3日は土曜日、来年の2月3日は日曜日。
まさか、入試日が土日だから都立中受検を選択するという人は多くないと思うのだが、今年と来年の入試倍率は、特に注意深く見守りたいところだ。
試験会場には保護者か引率するのが通常だ。共働き世帯が増えているから、3日が土日だと、平日なら止めとくが、仕事が休みだから、もう一校受けとくか、ということもアリかもしれない。
特に私立中受験をする親子の場合、2月1日と2日に第一と第二の志望校を受験する人が多いと思うが、3日が土日だと、1日や2日の合否に関係なく、3日に都立中を受検することが、より気軽にできる。
そもそも、都立中は受検料も安い。私立中のように2〜2.5万円もしない。その約10分の1で受検できる。もし合格したら、授業料も大幅に節約(?)できる。休日の3日に、もうひと頑張りする価値は十分ある。1日と2日は母親と父親で分担し、3日はどちらかが、という分担もできる。
難関私立中との併願が多い、小石川や九段あたりは要注意かもしれない。合否ラインが影響を受ける可能性がある。
難関私立中との併願が少ない、白鴎や富士あたりは、都立中単願の受検生が少し増えるかもしれない。しかし、倍率には影響しても、合否ラインへの影響は軽微だろう。
全体としては、都立中の受検生は減少傾向にあるので、影響は目に見えるほどではないかもしれない。
この時期、特に言っておきたいことがある。
・現小5の受検生は、「本番まで残り1年しかなくなった」ということだ。
・現小4も、「残り2年しかなくなった」ということだ。
・現小3は、「本格始動の時期になった」ということだ。
・アナタの順番はすぐにやってくる。
・そして、すぐに終わる。
・大騒ぎしていた日々が嘘のように、あっけなく終わる。
・そして、受験が終われば、すぐに、それぞれの道を歩みださなければならない。
・志望校に合格しても、不合格になっても、すぐに歩みださなければならない。
・中学受験はやり直しができない。
・結果に満足できても、できなくても、次の目標に向かって進むしかない。
大騒ぎしていた日々は、一瞬にして、過去の出来事になる。
・志望校合格の余韻に浸れるのは、小学校の卒業式までだ。
・志望校不合格の失意に沈んでいられるのも、小学校の卒業式までだ。
中学受験というのは、そういうものだ。
中学受験に、あまり深刻にならない方がよい。
中学受験を楽しめた人が、最終的な勝者だ!