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三田学院

[2018年2月15日]

【都立中】勝利の方程式

ワタシも人の親である。教育費の高騰に頭を悩ませる保護者の気持ちは痛いほどわかる。できることなら最小限に抑えたい。

しかも、国公立大学の学費も今はかなりかかるから、中学や高校までに教育予算を使い果たしたら、それこそ子供の将来が危なくなる。さらに、高齢化が進み、自分たちの老後の心配もしなければならない。

都立中、絶対合格!

中学課程は義務教育だから授業料は無料。高校課程は都立高校だから授業料は実質無料。

魅力的に感じる人が多くいても不思議ではない。高所得者層であっても魅力を感じる人が多い。それほどに教育費はバカにならない。

ところが、この都立中学。目指すはいいが、合格するのは難しい。巷には簡単に合格できるようなコトを語る本やサイトなどが溢れているが、実態とは大きくかけ離れている。

簡単に合格できるようなコトを言うと、みんな飛びつく。本は売れ、セミナーは満席、塾はボロ儲けする。

これらには、絶対に近づいてはいけない。詐欺だと思った方がよい。せめて、古本屋で立ち読みするくらいにとどめておこう。間違っても、無料説明会や無料模試などに足を運んではいけない。資料請求もしてはいけない。データ改ざんに利用されるだけだ。アナタは意図せず詐欺まがいの共犯者となる。利益がないどころか罪深い。

『勝利の方程式』

教育費を節約しながら、高度な教育を受ける機会を獲得する方法について、最適な戦略を考えてみたい。

都立中はご存知の通り定員ちょうどしか合格者をださない。入学者に欠員が生じても、欠員分しか繰上合格させない。この点が私立中学と大きく違う。恒常的に多数の水増し合格者をだしたり、複数回受検などで下駄をはかせることがある私立中学は、見かけの偏差値よりかなり合格しやすい。そんな感覚で都立中を受けると、見事に撃沈となる。

都立中への絶対合格を果たすなら、かなり余裕をもって挑む必要がある。それでも絶対合格は難しい。多くは不本意な適性検査型入試を行う私立校や地元公立中学に進むことになる。期待していた教育を受けられなくなる。

ならば、どうする?

まず、目標を私立難関中学に設定する。「しゅともし」なら、最低でも偏差値65以上の難関私立中学だ。偏差値70以上を目指せればなおよい。難関私立中学に入学するのが第一目標ではない。都立中合格を目標として、私立難関中学への合格を目指すのだ。

私立難関中学は4教科型の学力試験を実施するところが多い。しかし、試験問題を解いてもらえばわかるが、かなり思考力型かつ表現力型の問題に移行してきている。つまり、解き方を覚えれば解けるような問題は少なくなってきているのだ。だから私立難関中学への合格を目指すことが、都立中合格を目指すことにつながる。

小6になったら、志望校対策の一環として、適性検査型の問題でアウトプットする訓練を本格的にすればよい。それまでは、小4では文章の書き方、小5では小論文の書き方を、それぞれしっかり補完しておけば、小6で適性検査型の問題に面食らうことはない。

私立中学の高い学費は払えません!

払わなくていいのだ。都立中に合格したら払わなくていいのだ。しかも、私立難関中学に合格できるような力があれば、私立中学の多くが特待生として迎え入れてくれる。だから、万が一、都立中が残念になっても、高い学費は払わなくていいのだ。

パッとしない私立中学の特待生なら入学したくない!

パッとしない私立中学ではなく、難関私立中学の特待生を狙うのだ。もちろん特待合格は簡単ではない。難関私立中を目指す強者の受験生も狙っている。

大丈夫。難関私立中学の特待生を寸前のところで逃しても大丈夫だ。それだけの力があれば、都立中学に合格できる。

運悪く、実力がありながら都立中に残念になってしまった場合でも、パッとしなくはない、それなりの私立中学の特待生が待っている。

都立中に合格しても、3年間で150万円くらいの実費がかかるから、難関私立中の制服代などが高くても、支払いは都立中と同じ程度で済むのだ。

しかも、特待生資格を維持するためには、勉強をサボることができない。担任もハッパを常にかけてくれる。さらに、学校側は大学合格実績を積み上げてくれる大切な生徒だから、名実ともに『手厚く』指導してくれる。最終目標の難関大学への合格も確実にすることができる。

何の躊躇も必要ないでしょっ!

難関私立中学の特待生を目指して頑張ろう!

<4教科型・偏差値70クラス>
・渋谷学園渋谷:いまだに特待生あり!
・広尾学園:数年前に特待生を復活!

<4教科型と適性検査型・偏差値60〜65クラス>
・安田学園:6年特待あり!特待生入試回を増設!おかげで進学実績うなぎのぼり!
・宝仙理数インター:6年特待あり!おかげで都立中に迫る進学実績に!

小石川の偏差値は69!・・実態はもっとある!
両国の偏差値は65!・・実態はもっと難しい!

ところで、4教科対策も適性検査対策も一緒に指導してくれる塾はいかがかな?

この『勝利の方程式』航路は、新小4が最終便

だって、難関私立中を目指す受験生と競い合うのだから。

高い塾代は払えない!

比べてみてくれ。ウチのコミコミ授業料は、大手都立中専門塾の、実質半分以下だ。実質強制の日曜特訓や合宿、完全強制の塾内模試などもない。でも大丈夫。合格できる。

比べてみてくれ。ウチのコミコミ授業料は、大手私立中専門塾の、3分の1か、4分の1だ。やたらと長時間拘束され、休日もテストに次ぐテスト、大量の宿題に追われることもない。でも大丈夫。合格できる。

ただし、条件が一つだけある。ワタシの指導に忠実に従うことだ。親子そろって忠実に従うことだ。けっしてブレないこと。強い気持ちで挑むこと。保護者は不安にも負けないこと。

巷の情報に振り回されないこと。あっち向いたり、こっち向いたり、どっか向いたり、しないこと。そんなことより、指導に従って、スケジュールを守って、取り組むこと。さもなくば、デキがよくても退塾してもらう。保護者が従わない場合も退塾してもらう。というか、保護者が指導に従わないから退塾というのが多い。

利益第一主義の塾とは違って、バンバン退塾勧告するから。閑古鳥がなきそうでも、バンバン勧告するから。なぜなら、指導の効果が期待できないからだ。

ブレない、強い気持ちで、不安に負けず、最初から最後まで、一貫して、忠実に、嘘偽りなく、指導に従った人に、合格の神様は微笑む。

『目を見張り 霧にもめけずに飛ぶ限り 神はいる』

混声合唱曲集『海鳥の詩』−「エトピリカ」より