[2018年2月26日]
ネットを含め、いろいろと情報を集めようとしていて、興味深い事実に出くわした。有名大手都立中専門塾の、いくつかの教室(「校舎」と言うらしい)ブログのやりとりだ。
質問1:都立中の試験日以降更新がありませんが、東〇島校の都立中入試の結果はどうだったのですか。
校舎1:都立中はあと一歩及びませんでした。具体的な内容は申し訳ありませんがこの場では控えさせていただきます。
都立中専門塾でありながら、都立中の合格者ゼロというのは、どういうこと?
その教室ブログには、ある都立中の試験会場前で、多くの受検生を激励する写真まで掲載されている。ある都立中1校で、十人くらいはいそうな写真だ。都立中全校では少なくとも数十人は受検したのではないか。
同じ大手都立中専門塾の、他の教室のブログも面白い。
校舎2:都立中の合格発表日が過ぎても、結果報告や合格者数については何の記載もなし。2月下旬の都立高校の入試に関するコメントが続くのみ。きっと、報告することがないのだろう。つまり合格者ゼロ。
校舎3:合格者のみなさんおめでとう、という言葉はあるが、どこに何人合格したかは書かれていない。そして、不合格者のみなさんごめんなさい、とある。合格者が出たなら、合格した学校名くらいは一緒に書くでしょ。だから、その教室からも合格者はゼロ。
校舎4:小石川合格者3名、と赤字で大きく記載。
質問4:特訓だけの生徒も含んだ数ですか、と塾生の保護者らしき人からの質問。
校舎4:すべて本科の生徒です。
質問4:・・・。
きっと、誰のことなのか、合格者の顔が思い浮かばないのだろう。幽霊塾生がいるのか?
質問4:では、巣〇教室の、小石川中への合格率は、どれくらいでしたか。
校舎4:お答えできません。平均合格率よりは上です。
質問4:・・・。
やっぱり怪しい。
「小石川は、1人が受検し、3人が合格しました!」
とか、
「小石川は、30人が受検して、全員不合格になり、その他に、3人が合格しました!」
とか、言いだしそうな感じだ。
もちろん合格者数が載っている教室もあったが、他の教室がこの調子だから、どこまでが真実なのかわからない。5つくらいの教室しか見ていないのに、合格者ゼロの教室が目立つから、どこから500人とか600人とかの合格者が出て来るのだろうかと、率直に不思議に思ってしまう。
世の中には不思議なことが、まだまだ、たくさんある。