[2018年3月8日]
あのブログ、よく見ていると、さらに面白い。
でも、怖ーいお話しなので、怖ーいお話が苦手な人は、続きは読まないことをお勧めする。
あの大手塾では、2月末に、多くの校舎で人事異動が起きているようだ。
教室:着任しました!
顧客:校長ですか?
教室:校長です。
顧客:前の校長はどちらへ行かれたのですか?
教室:引継ぎで忙しく、自分のことで精いっぱいで、前校長のことは分かりません・・(汗)。
顧客:・・・。
前校長から引継ぎを受けていたのだから、忙しくても、どこへ転出したくらいは知っているハズだ。なぜ答えないのか。
ちなみにこのブログ、今は一部が削除され、「校長です」で終わっている。
バブル経済期に社会人であった人なら覚えているかもしれない。
悪徳金融機関の手口によく似ていることを。
顧客に、甘いトークで夢を見させ、さんざんヒドイ思いををさせた後、担当者を次々に転任や転勤させて、顧客の不満の矛先を消す手口だ。担当者を出せと息巻いても、「転勤しました」と逃げる。どこに行ったのかと聞くと、「答えられない」と答える。責任者を出せと言っても、外出中や打合わせ中などで出てこない。
客は殺せ!
これが合言葉だ。
顧客に実現しそうもない甘い夢を見させ、顧客からさんざんお金を巻き上げ、巻き上げるお金が底をついたと分かると、その客を見捨てる。見捨てられた顧客は、あり金の全てを投入しているから、捨てられた後は、行き詰まる。死んだも同然になる。
客は死んでもかまわないから、あり金のすべてを巻き上げろ。
これが合言葉の意味だ。隠語だから、ネット検索してもでてこないかもしれない。
都立中入試が終わると、すぐに中学準備講座と称して、別の講師が講義を担当し、都立中入試の時の講師とは接触させないようにする。営業窓口の担当者まで代え、高校入試が専門ですので、と逃げまくる。まだ、あり金のすべてを使い果たしてはいないと見ると、次々に夢のような話を持ちかけ、さらにお金をむしり取る。
お金をむしり取ることの専門集団だから、お客の喜ぶようなことは実現できない。「まれに幸運で大成功した人の話」を紹介し、アナタもこうなれますよ夢を見させて誘い込むプロだ。
中学受検で失敗させられた挙句、高校受験でも失敗させられる。さすがに、この頃には顧客もおかしいと気づく。ちょうど、この時期、この季節だ。
人事異動を実施する。逃げる。
前の担当者は、散々ご迷惑をおかけしました。新任の私は誠意をもって対応します、と口ばかりは達者なことを言う。その新任も前の教室でさんざん悪事を働き、逃げてきたクチだ。そして、前任者の行いは「個人ぐるみ」であり、「会社ぐるみ」ではないので、責任は取れないと言い逃れする。
さんざん悪徳をはたらいた前任校長も、つまり転出した校長も、新しい転勤先では前々から善人であるかのような顔をして、着任した教室で、これまでに起きた悪事は、前任者の「個人ぐるみ」だと言い逃れする。
そして、さらに、悪事を繰り返す。
そして、またも、逃げる。
客は殺せ!
ドンドン殺せ!
新しい客なら、いくらでもいる。
殺しても、殺しきれないから、心配するな。
殺しても、殺されたことにすら気がつかないから、心配するな。
逃亡先は確保してあるから、安心しろ。
正体を隠せば見つからない。安心しろ。
安心して、殺せ!
慣れれば、平気になる。
殺せば、儲かる。
昇給するし、出世もする。
だから、殺せ!
俺たち、殺しのプロ集団なんだから。
お前も、すでに、殺しのプロなんだから。
しっかり調査せずに入社した、お前の責任だろ。
もう、善人には戻れないぞ。
もう、殺しのプロとしてしか、生きられないぞ。
観念して、殺し続けろ!
会社を辞めて、真っ当な塾を開こうなどと思うな。
お前のところに、刺客が行くぞ。
お前が、殺されるぞ。
・・・
なんてこった。都立中の受検指導になど、関わらなければ良かったかな。
ワタシは、殺しになど、いっさい手を染めてないから、大丈夫か。
それにしても、怖い、怖い。
しばらくは、高校受験だけにしとくかな。いや、都立高校受験でも殺しが横行しているから、私立中受験だけにしとくかな。いや、私立中受験も実は怖ーい世界だから、とにかく受験指導はニッチに徹するか。
いや、やっぱり、「真の学力」の追求に徹する。
けっして、神の怒りにふれないように。
「真の学力」を追求すること。それは、真理を追究すること。それこそが、人として生きる道。
「真の学力」があれば、すべてが癒(いや)される。
「真の学力」こそが、すべての穢れ(けがれ)を禊(みそ)ぐ。
「真の学力」さえあれば、夢は叶う。
そう、信じて止まない。