[2018年5月21日]
「心得」を、箇条書きで、まとめておく。
・都立中は難関校なので、普通の子は合格できない。
・都立中に合格したければ、小4以前から報告書「オール3」を目指せ。
・都立中に合格したければ、4教科の学力をしっかりつけよ。
・都立中に合格したければ、最低限、算数と漢字・語彙・基本文法を完璧にしろ。
・都立中に合格したければ、確かな学力を土台にして、思考力や表現力を磨け。
・確かな学力をないがしろにしていたら、思考力や判断力や表現力は向上しない。
・都立中に合格できないようなら、都立中受検は即刻諦めよ。
・都立中に合格できないようなら、受検勉強や受検対策は即刻止めよ。
・都立中に合格できないようなら、高校受験で進学校を目指せ。
・都立中受検の準備の代わりに、高校受験で進学校を目指す準備をせよ。
・高校入試の問題は学力試験形式だ。適性検査形式ではない。過去問で確認せよ。
・都立高校の共通問題はマークシート方式が中心だ。記述が中心ではない。
・しかも、ごく最近の、数年前にマークシート方式中心に変更したばかりだ。だまされるな。
・都立中を目指すにも、高校受験で進学校を目指すにも、小4以前から「よくできる80%以上」を死守せよ。
・中学受験も高校受験も、小学校入学前から、しっかりと準備せよ。
・中学受験も高校受験も、小4までに、どのレベルに手が届くかが、ほぼ決まる。
・中学受験も高校受験も、小4春には本格的に開始しないと、実力を出し切れない。
・中学受験も高校受験も、小4早期に勉強姿勢を確立せよ。さもなくば、迷走する。
・習い事、家族行事、冠婚葬祭、学校行事、部活動、レジャーなどで勉強を中断させないこと。
・体験や経験は、幼児期から小3までに積ませよ。
・小4からは「勉強最優先」で家族ともども生きよ。
・受験生も家族も、テレビ、ゲーム、スマホなど、勉強の障害になることはしない。
・幼少期から小学校中学年までの屋内遊びは、積み木、パズル、アナログゲームや囲碁将棋にしろ。
・学習漫画は要注意。漫画に逃げる癖がつく。図鑑や小学生向け書籍が断然良い。
・親は、日常的に「正しい日本語」を使うようにすること。
・まず親が「正しい日本語」を使えるようになること。
・次に親は「正しい日本語を使って、論理的な話し方」を常にすること。
・すべての教科の教科書を正確に読めるようになること。
・すべての教科の授業を正確に聞き取れるようになること。
・「算数が分からない」の正体は、「日本語がわからない」が関係していることがほとんどだ。
・だから「何が分からないのか」を頭の中で整理できず、「何が分からないのか」を正確に伝えられない。
・日本語の4技能習得をおろそかにしたまま、英語の4技能の向上などと思わないこと。
・胎教から受験準備が始まると思え。
・目が見えるようになったら「読み聞かせ」を始めること。
・言葉を覚え始めたら「お話しの記憶」の訓練を開始せよ。
・小2の途中までは算数よりも国語を優先せよ。
・小2の後半からは算数と国語を両輪とせよ。
・小3までは、理科と社会は体験の中で学ばせよ。
・小4からは、受験を意識して全教科に取り組ませよ。
・小5までに、小6までの内容と入試出題範囲を、一通り学習し終えろ。
・中学受検するなら、小5で小6範囲まで終え、小6春から総仕上げと過去問演習に入れ。
・中学受検しないなら、小6春には中学内容の数学と英語に進め。中学内容は中2で終われ。
・中学数学は、幾何と確率統計の手を抜くな。高校入試数学の勝負を握っていることを知っておけ。
・中学受験しなくても、小学生での勉強に手を抜いてはいけない。
・小学校学習内容の理解が不十分だと、地元公立中学校の学習内容の理解はさらに不十分になる。
・地元公立中学での学業不振の最大の原因は、小学校内容の理解が不十分なことにある。
・高校受験で成功したいなら、地元公立中学でも「勉強最優先」を貫け。
・高校受験で成功したいなら、何があろうと毎日十分な学習量を確保せよ。
・高校受験で成功したいなら、高校受験に直結した英語学習を、小5春までに開始せよ。
・ネイティブでない限り、英語は「読み書き」から正しく学べ。
・ネイティブでない限り、英文法と英語構文を軽視するな。
・教育費を確実に節約したければ、最初から、公立中高一貫ではなく、都立高校受験を選択せよ。
・しかし、高校受験だからと、小学校からの本格的な準備を先送りするな。
・中2までに中学範囲の英数を終え、中3で5教科の中学内容を完璧にせよ。
・そのために、逆算して小学校の段階から準備せよ。
・教育費を節約したいなら、高校生活を勉強以外のことで謳歌するな。
・教育費を節約したいなら、高1から大学受験を意識して勉学せよ。
・教育費を節約したいなら、目標大学への現役合格を目指して取り組め。
・教育費を節約したいなら、大学で留年するな。
・大学に5年以上いるのなら、大学院へ進め。
・保護者は、保護者自身の学力と、わが子の学力を、甘く自己評価するな。
・受検や受験の厳しさを甘く見積もるな。
・自分だけは大丈夫、わが子だけは大丈夫などと、客観的な根拠のない期待はしないこと。
・理由と根拠がしっかりとした判断を常にすること。
・イイ感じ、イヤな感じで選ぶな。
・安心、不安で選ぶな。
・好き、嫌いで選ぶな。
・楽しい、楽しくないで選ぶな。
・やりたい、やりたくないで選ぶな。
・思考力や判断力のある人の選び方ではない。
・なぜなら、動物脳で意思決定しているから。
・犬や猫などの意思決定のレベルと大差ない。
・犬や猫は都立中を受検しないからよいのだ。
・都立中を受検する親子は犬や猫ではだめだ。
・ホモサピエンスが誇る高等頭脳で判断しろ。
・根拠のない情報や意見で選ぶな。
・根拠が適切か見破れ。
・論理が適切か見破れ。
・新時代の入学試験は、まず親の思考力や判断力が問われると思え。
・教育格差を拡大させたのは、家庭の教育力の差だ。家庭の経済力の差ではない。
・私立高校の授業料を無償化したら、全体の学力が向上すると思う?
・無試験で高校に合格できることを知ったら、勉強が苦手な子や嫌いな子は、さらに勉強しなくなるでしょ。
・そうしたら、全体の学力は低下するでしょ。
・廃校寸前まで追い込まれた不人気私立学校を救済するだけでしょ。
・多額な公費を、学力を低下させることに使っていいの?
おっと、脱線した。政治的な内容には触れないことにしておく。
・世間は、アナタやアナタの子よりも、しっかりと教育や勉学に励んでいることを忘れるな。
・中学受験は、親が10割で、子も10割。
・高校受験も、親が10割で、子も10割。
つまり、学力への影響は、まず親が10割で、その上で、子も10割だということだ。
「親が9割」ではない、「受験は子の頑張り次第」でもない。親も子も、ともに、持てる力を、余すところなく、適切な時期に、すべて投入しなければ、勝利はない。
高校受験も、胎児期から中学入学時までの親の子育ての良し悪しでほぼ決まる。部活で受験に失敗するのも、安易に部活を認めた親の責任である。勉強しないのも、教員から生活指導を受けるのも、親による教育の甘さが原因である。学業不振や態度の悪さの責任を、子にすべて押しつけてはいけない。
宿題をやらない、提出物を期日までに仕上げて提出しない、忘れ物をする、授業中に居眠りをする、クラスメートとトラブルを起こす、教員の指示に従わない、勉強しろと言ってもやらない、親の言うことを聞かない、そんな子に育てたのは誰ですか。となりのおばちゃんでも、学校教員でも、ないでしょ。アナタでしょ。
親も子も、少しでも手を抜いたら、それなりになる。
親も子も、少しでも判断を誤れば、それなりになる。
その厳しさを、いずれ体感する。
例え上手く行っても、体感する。
よって、先に伝えておく。
体感してからでは手遅れなことがほとんどだから。
老婆心からだ。
だから、体感する前に知っておけ。
そして、正しく理解せよ。
そして、正しく行動せよ。